理屈が役に立つことは、1割に過ぎないことを知っていますか? | 永松昌泰学長のブログ【ものの道理で人生を豊かにしよう】
2017-08-21 03:37:24

理屈が役に立つことは、1割に過ぎないことを知っていますか?

テーマ:ブログ

理屈が立つと、私達は安心します。

分かった! と思いますよね。

 

でもそれが落とし穴の始まりって知っていますか?

 

実は、世の中で理屈が立つことは、だいたい1割に過ぎません。

例えば、いつもお腹が痛くなる人がいますね。

医者に通ってもなかなかうまく治らない人が多いのです。

特に子供の時は親を悩ませますね。

「保健室登校」という言葉も聞きますね。

 

そもそもどうしてお腹が痛くなるんでしょう?

現代医学では、いろいろな病名が付けられます。

例えば・・・

 

総胆管拡張症、膵胆管

合流異常症、慢性膵炎、膵嚢胞、胆石症、胆管炎

逆流性食道炎、胃食道逆流、

消化性潰瘍、ピロリ菌感染症、

上腸間膜動脈症候群

便秘症、食物アレルギー、

乳糖不耐症、IgA血管炎

炎症性腸疾患、腫瘍性病変

腸回転異常症

卵巣腫瘍、処女膜閉鎖症、骨盤内炎症性疾患

間欠的水腎症、機能性ディスペプシア

過敏性腸症候群、腹部片頭痛・・・・・・・・

まだまだあります。

 

でも原因が物質的にはっきり分かっていて理屈が立つ腹痛、

言い替えると、理屈通りに有用な治療法が確立されている腹痛は、

全体のどれくらいだと思いますか?

 

わずか1割程度です・・・

ご存じでしたか?

 

たったそれしかないのです!

そんな状況で、理屈が立つことだけしか見なかったら、

どうなっちゃうのでしょうか?


ここに大きな落とし穴があるのです。