読み終わった本の感想です
東野圭吾『素敵な日本人』
一人娘の結婚を案じる父に、娘は雛人形を指差して大丈夫という。そこには亡き妻の秘密が……。(「今夜は一人で雛祭り」)
独身女性のエリーが疑似子育て体験用赤ちゃんロボットを借りたところ……。(「レンタルベビー」)
世にも珍しい青色の猫。多くの人間が繁殖を目論むが……。(「サファイアの奇跡」)
日本人に馴染み深い四季折々の行事を題材にした4編と、異色のミステリ5編を収録!
(文庫本裏表紙より)
東野圭吾さんの著書はかなり久しぶりで、短編集は初めて読みました。
『正月の決意』
『十年目のバレンタインデー』
『今夜は一人で雛祭り』
『君の瞳に乾杯』
『レンタルベビー』
『壊れた時計』
『サファイアの奇跡』
『クリスマスミステリ』
『水晶の数珠』
以上の全9編です。
短編って好みとか当たりはずれが結構大きいと思うのですが、こちらの一冊はどれも面白かったです。
ほっこりしたり、ドキドキしたり、心が温かくなったりと色々なタイプの話が入っていました。
どれも短い話ですから、詳しく感想を書くとネタバレになりそうなので控えたいと思います。
個人的には、
『正月の決意』…前向きな気持ちになれるお話。
『君の瞳に乾杯』…主人公の隠された秘密に驚き。
『水晶の数珠』…親の愛って偉大だなって思えるお話。
の3編が特に好きでした。
東野圭吾さんは長編も好きだけど、短編もなかなか良いですね。
今後もいろいろ読んでみたいと思います。