もうすぐ社長就任10年。

 

結果は上々だろう。

健康も、家庭も、夢も、時間も、金銭も、充実している。

 

何より今とても幸せだ。

 

結果を10年前の僕に伝えたら、

辛い時間を少しだけ穏やかに暮らせたのかもしれないね。

 

父を越えるのは年齢だけ。

 

僕は僕で積み上げる。

金銭感覚の変化を感じ始めたのは何時だろうか。。。

僕には一つのルールがあり

「自己投資の為ならば制限無く投資する」

というものである。

最初は人付き合いに対して自己投資になると考えた。
様々な場所に二つ返事で出向いた。
一通り挨拶を終わらせると、仕事に不必要な部分もそれとなく理解できる。
ここで節度ある付き合い・飲み方にすれば良いはずである。
気が付けば、次の日を休むほどに酒を飲んでいたりする。
もはや投資ではなく、無謀な浪費に変化をしている。

様々な事象において、自己投資へのルールが緩くなっているのだ。

危惧するべきことは、誰も指摘する人が居ないことだ。
会社の資金を利用するならば、もう一度自己投資の定義を改める時期に来たのだ。

全ては「成長につながる自己投資」であるべきだ。

そんな反省をさせられた一冊。

貯金兄弟 (PHP文庫)/PHP研究所

¥778
Amazon.co.jp

車の修理を待つ間に、ブックオフで出会った一冊。
その時、電話が掛かってきた。

「金を貸して欲しい。。。。」

僕は今年何度かこの言葉を聞いた。
電話の相手は、「あぁやっぱりこうなったか・・・・」と予測される人である。
落ちる人には、僕が見るに共通点が3つある。

・貯金がないのに、お金を払うことを我慢できない。       (浪費)
・自営業であるにもかかわらず、信念を持って仕事をしていない。 (業務中のSNS中毒等)
・紳士になりきれていない。若い女性への性欲が見え隠れする。  (過去の肩書き依存等)

身丈に合わない、ただの格好つけである。
同情しようにもなかなか難しい。

彼らにこの本を勧めたい。
労働の本質をもう一度思い出しましょうと。


さて、この本では治験で得た金銭で生きていくことを考察している。
真面目にコツコツ働くことはなく、労働の本質なんて言葉は存在しない。
しかしながら存在しないと決めるのは僕の尺度であって、作者にはそれが本質なのである。

治験を始めた頃には、対価に驚き素直に喜んでいる。
2週間程度で20万の収入があれば嬉しいのは理解出来る。
しかし生活が長くなると、将来に対する不安も膨らんで辛そうに見えてくる。
治験も連続して受けられるものではなく、網の目をくぐり治験を受けるか試行錯誤している。
それでも、就職・労働を選ばないことに僕はある種の潔さを感じた。

きっとこれが作者の「労働しない信念」だ。
ここまで突き抜けてくると、尊敬の念すら覚える。
しかし決して進められる様な生き方ではない。
治験の受けられる年齢は大体40歳までがピークと書かれている。


つまり簡単に稼げるのであれば、誰でもやる。
代わりになる人物もいくらでも出てくるのだ。


僕は社会から必要とされなくなることは怖い。
だからこそ、毎日真剣に生きなければならない。


「労働しない信念」に僕は思う。


必要とされる人材に成長すると。


職業治験 治験で1000万円稼いだ男の病的な日々/幻冬舎

¥1,296
Amazon.co.jp