としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

富士見温泉 ゆーとろん水神の湯

2022-04-04 00:02:23 | 長野県(南信)の温泉
 令和4年に入ってから、1月に安代温泉 安楽荘に宿泊した以外に温泉に行くこともなく、2月も下旬。ノルマ達成をしなければということで久しぶりの温泉巡りに出掛けました。
 目的地は南信の富士見町にある「ゆーとろん水神の湯」。富士見パノラマリゾート(スキー場)の麓にある日帰り温泉施設です。名前からして、スーパー銭湯的な感じもしますが、お湯がいいという情報もあったので訪ねてみることに。
 
 到着してみると、意外にこじんまりとした規模で驚きました。スーパー銭湯的という先入観のため広いと思っていたからです。ただし、外観及び内装はお洒落な和風で、館内はお香の香りがするなど趣向を凝らしており、その他食堂があったり、浴槽の種類が多かったりと、この辺りはスーパー銭湯感が出ていて、料金は910円と高額(地元民は650円)でした。やっぱり小規模なスーパー銭湯といったイメージが合っていそうです。
  脱衣所に入るとこちらも狭めで、ロッカーも狭い。いつもならロッカーにバックを入れるのですが、狭くて入らないので後ろにあった棚に置きました。スキー帰りの人には不便な気もしますが…。


 そしていよいよ浴室へ。中に入ると、仄かに硫黄系の香りが感じられました。こういった系統の施設では塩素臭が漂っていることが多いので、湯に浸かる前から期待大です。
 内湯浴槽は小さめのものが一つのみ。そこにほぼ透明の湯がかけ流されています。浸かってみると、強くはないですが硫黄臭が感じられ、味も甘硫黄・微苦渋味が感知できました。そしてツルスベ感も特徴的です。加温・塩素消毒ありとのことですが、湯の特徴が損なわれておらず、硫黄泉としてはなかなか優秀なものでした。
 泉質はアルカリ性単純硫黄泉で、溶存物質が171.7mg/kgと少ないですが、pHが10.3と高いのが特徴です。泉質は異なるものの、白馬八方温泉に近いものを感じます。湯の色や香り、味が似ている気がします。

 内湯での入浴もそこそこに、露天風呂へ移動。この施設は露天風呂の方が充実しているのです。東と西で露天風呂の構成が異なっていますが、この日はかま風呂(サウナ)がない東露天風呂でした。東露天風呂は丸風呂、鉄平風呂、洞くつ風呂、打たせ湯の計4つの浴槽で構成されていて、それぞれの浴槽で温度の設定が異なっています。丸風呂、鉄平風呂が40~42℃、洞くつ風呂が35~37℃、打たせ湯が22~25℃ということでした(ちなみに内湯浴槽は40~42℃。実際は41℃くらいか)。

 
 まずは丸風呂に入湯。丸い形をしているから丸風呂のようです。ちょっと熱めに感じたので42℃ほどであったでしょうか。湯質は内湯より香り&味が濃く、浴感はこの浴槽が一番良かったです。加温源泉の投入量が一番多いのかも知れません。このレベルの硫黄泉に浸かれる日帰り温泉施設は、長野県でもそうお目にかかれないでしょう。


 次に鉄平風呂に入湯。この辺りで産出される鉄平石を使用した浴槽です。湯温は丸風呂より若干低め。そして香り&味も少し薄く感じました。源泉の投入量が丸風呂より少ないのかも知れません。

 

 3番目は洞くつ風呂。この浴槽は「ぬるめの湯」ということで、不感温帯より若干あたたかいくらいの温度です。冬にこの浴槽だけだと温まらずきついですが、熱めの湯もあるのでクールダウンに丁度いいですね。そして意外なことに浴感も丸風呂並みに良かったです。時間が許せば、長時間浸かっていたいと思わせる湯です。また浴槽も半分洞窟のように覆われていて直射日光が当たらず、リラックスできる空間になっています(ミストもあり)。夏場には重宝される浴槽ではないでしょうか。

 
 そして最後に、打たせ湯に入湯。こちらは「冷たい湯」ということで、「冷たい」のなら「湯」じゃないだろうというツッコミを入れたいくらいの冷たさ。水風呂が苦手な私にとってはしんどかったですが、意地で胸あたりまで浸かりました。温度が低いため香り成分が揮発しにくく硫黄臭はあまりなかったものの、硫黄味はしっかりしていたので非加熱源泉(源泉温度は28℃)を投入しているのでしょう。夏場なら気持ちよく浸かれそうです。

 一通り浴槽に浸かった後は、内湯、丸風呂、洞くつ風呂のローテーションで浸かりました。ほぼ独泉状態だったのもあり、十分に満足のいく湯浴みをすることができました。次の温泉の予定がなければもっとゆっくりしたかったけれど、帰り際には続々と人が入ってきたので丁度よかったかも知れません。

 最終的なな評価としては、料金が高いのが玉に瑕ですが、思っていた以上にレベルが高い施設でした。スキーや観光のオフシーズンを狙えば空いているでしょうから、かなりの穴場施設だと言えるでしょうね。

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1 コメント

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Unknown (賀茂 左近)
2022-04-12 20:31:26
お邪魔します。
私も硫黄泉が大好きです。
温泉は濁り湯で臭いがきつい方が体に良いと勝手に思ってます(笑)

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