蕨温泉 旅館わらび野は、日帰り温泉施設のふれあいの湯に隣接して建てられている旅館で、駐車場は共用。ふれあいの湯には数回来ていますが、隣に旅館があるとは気が付かなかったくらい、目立たない旅館です。目立たないのは一見平屋に見えるからですが、実は玄関及びフロントがあるのは２階で、その下の１階に客室と大浴場があります。ふれあいの湯側からは２階しか見えないから目立たないというわけ。ただ実際に客室は10部屋だけなので、小規模な旅館であることは間違いありません。
ここの浴室はコロナ禍の関係で予約制の貸切となっているので、早めに貸切風呂を確保したいと思い午後３時半頃にチェックインしたのですが、この日（R3.12.4）は珍しく満室で混み合っているということで、夕方と朝の２回の予約でお願いしたいとのことでした。浴室は「岩の風呂」と「木の風呂」があり、「岩の風呂」はぬるめ（39～40℃）、「木の風呂」は熱め（41～42℃）ということだったので、子供達の入浴も考えて、午後３時45分～４時25分にぬるめの「岩の風呂」、翌朝午前６時40分から７時10分に熱めの「木の風呂」を予約しました。
部屋に荷物を置いた後、すぐに「岩の風呂」に向かいました。向かったと言っても、部屋とははす向かいの位置関係です。中に入ると、貸切風呂としては広め。ただ元々は大浴場な訳で、それを考えれば狭めかな。新型コロナの対策として、貸切制としたのは正解でしょう。隣の「ふれあいの湯」が無料で利用できるので、大浴場の代わりになりますし。
「岩の風呂」の浴室内は薄暗く、さながら洞窟風呂のよう。浴槽の中の様子が全く分からないので、子供達はなかなか入ろうとしなかったですが、ぬるめの湯温（38℃くらい）は気に入ったようで、長めに浸かっていました。大人にとってはぬる過ぎですけど、子供達がゆっくり入れる浴槽があるのは家族連れとしてはありがたいです。
さて、お湯の質についてですが、浴室に入った途端塩素臭が香っていたので、これは期待できないなと湯に浸かってみると、やはりはっきりと塩素臭がしました。ふれあいの湯が塩素臭いのはまだ分かりますが、客室が10室しかない旅館の湯をここまで塩素臭くする理由はどこにあるんだか…。少しは期待していたんですが、この点は見事に裏切られました。泉質が含硫黄－ナトリウム・カルシウム－塩化物・硫酸塩泉なので、源泉は硫黄臭がし、塩味もあるようですが、湯船の湯には跡形もありません。無色透明、無味無臭です。湯使いは循環併用、加水なし、加温ありで、「殺菌剤は入れてません」とありましたがそれはないでしょう。別の掲示には塩素系薬剤を使用しているとありました。
この日は９時前にふれあいの湯に行って入浴は終了。翌朝に、予約してあった「木の風呂」に入浴しました。
「木の風呂」は、浴槽が「岩の風呂」よりかなり小さめですが、露天風呂があることでその狭さをカバーしています。露天風呂は内湯浴槽内を歩かないと行けないので、後付けで設置したのでしょう。
まずは内湯に入浴。熱めというだけあって、朝入るにはしびれる熱さ。体感は43℃くらいです。湯口の湯を触ってみるとぬるかったので、湯口は非加熱源泉のよう。湯質は「岩の風呂」同様、無色透明、無味無臭、塩素臭ありです。
朝の貸切時間は30分（夕方～夜は40分）しかないので、すぐに露天風呂へと移動。すると他の湯船と違って湯が色付いていることに気付きました。モール泉のような薄い茶褐色の濁りです。この辺にはモール泉はないから本当にそうなのかは分からないですが、普通の鉄分を含む塩化物泉の色とは違う感じ。ただ湯に浸かってみると、浴感は他の湯船と変わりませんでした。湯温は42℃くらいで、ここが一番良かったですけどね。
それにしても、貸切時間が30分というのはちょっと短過ぎ。妻と交代で入る予定だったので、持ち時間は15分だけ。湯が熱かったので温まりはしましたが、ちっともくつろげませんでした…。
以上のように、温泉については、元々過度に期待していなかったとはいえ、及第点には及ばないレベルのものでした。ただ湯質にこだわらなければ、ふれあいの湯を利用できることでそれほど悪くはないように思えます。温泉以外の点については、一番良い部屋を予約していたのもありますが、綺麗で広く、家族にも高評価でした。部屋出しの食事もまずまずだったし、大人15,000円と考えるとコストパフォーマンスは良いです（おまけに県民応援前売割等を使用したので家族４人で実質14,000円でした）。温泉が良ければ言うことなしだったけれど、十分満足できる宿泊でした。
ここの浴室はコロナ禍の関係で予約制の貸切となっているので、早めに貸切風呂を確保したいと思い午後３時半頃にチェックインしたのですが、この日（R3.12.4）は珍しく満室で混み合っているということで、夕方と朝の２回の予約でお願いしたいとのことでした。浴室は「岩の風呂」と「木の風呂」があり、「岩の風呂」はぬるめ（39～40℃）、「木の風呂」は熱め（41～42℃）ということだったので、子供達の入浴も考えて、午後３時45分～４時25分にぬるめの「岩の風呂」、翌朝午前６時40分から７時10分に熱めの「木の風呂」を予約しました。
部屋に荷物を置いた後、すぐに「岩の風呂」に向かいました。向かったと言っても、部屋とははす向かいの位置関係です。中に入ると、貸切風呂としては広め。ただ元々は大浴場な訳で、それを考えれば狭めかな。新型コロナの対策として、貸切制としたのは正解でしょう。隣の「ふれあいの湯」が無料で利用できるので、大浴場の代わりになりますし。
「岩の風呂」の浴室内は薄暗く、さながら洞窟風呂のよう。浴槽の中の様子が全く分からないので、子供達はなかなか入ろうとしなかったですが、ぬるめの湯温（38℃くらい）は気に入ったようで、長めに浸かっていました。大人にとってはぬる過ぎですけど、子供達がゆっくり入れる浴槽があるのは家族連れとしてはありがたいです。
さて、お湯の質についてですが、浴室に入った途端塩素臭が香っていたので、これは期待できないなと湯に浸かってみると、やはりはっきりと塩素臭がしました。ふれあいの湯が塩素臭いのはまだ分かりますが、客室が10室しかない旅館の湯をここまで塩素臭くする理由はどこにあるんだか…。少しは期待していたんですが、この点は見事に裏切られました。泉質が含硫黄－ナトリウム・カルシウム－塩化物・硫酸塩泉なので、源泉は硫黄臭がし、塩味もあるようですが、湯船の湯には跡形もありません。無色透明、無味無臭です。湯使いは循環併用、加水なし、加温ありで、「殺菌剤は入れてません」とありましたがそれはないでしょう。別の掲示には塩素系薬剤を使用しているとありました。
この日は９時前にふれあいの湯に行って入浴は終了。翌朝に、予約してあった「木の風呂」に入浴しました。
「木の風呂」は、浴槽が「岩の風呂」よりかなり小さめですが、露天風呂があることでその狭さをカバーしています。露天風呂は内湯浴槽内を歩かないと行けないので、後付けで設置したのでしょう。
まずは内湯に入浴。熱めというだけあって、朝入るにはしびれる熱さ。体感は43℃くらいです。湯口の湯を触ってみるとぬるかったので、湯口は非加熱源泉のよう。湯質は「岩の風呂」同様、無色透明、無味無臭、塩素臭ありです。
朝の貸切時間は30分（夕方～夜は40分）しかないので、すぐに露天風呂へと移動。すると他の湯船と違って湯が色付いていることに気付きました。モール泉のような薄い茶褐色の濁りです。この辺にはモール泉はないから本当にそうなのかは分からないですが、普通の鉄分を含む塩化物泉の色とは違う感じ。ただ湯に浸かってみると、浴感は他の湯船と変わりませんでした。湯温は42℃くらいで、ここが一番良かったですけどね。
それにしても、貸切時間が30分というのはちょっと短過ぎ。妻と交代で入る予定だったので、持ち時間は15分だけ。湯が熱かったので温まりはしましたが、ちっともくつろげませんでした…。
以上のように、温泉については、元々過度に期待していなかったとはいえ、及第点には及ばないレベルのものでした。ただ湯質にこだわらなければ、ふれあいの湯を利用できることでそれほど悪くはないように思えます。温泉以外の点については、一番良い部屋を予約していたのもありますが、綺麗で広く、家族にも高評価でした。部屋出しの食事もまずまずだったし、大人15,000円と考えるとコストパフォーマンスは良いです（おまけに県民応援前売割等を使用したので家族４人で実質14,000円でした）。温泉が良ければ言うことなしだったけれど、十分満足できる宿泊でした。
