矢倉棒銀の実戦より(その3) | カクザンのブログ(岡山市の親子将棋教室)

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子どもたち、保護者の方に、将棋の楽しさ・魅力をお伝えします。次回教室は津山おもちゃ図書館将棋教室が4/20(土)、高島教室が4/21(日)の予定です。

図2の局面からの指し手を続けましょう。

 

(図2 △3三同桂まで)

 

○図2からの指し手:▲4一銀、△4二金寄、▲2四歩、△同歩(図3)

 

先手の次の一手は攻撃続行の▲4一銀でした。この「銀」は「矢倉崩し」の急所の手であり、良い感覚だと思います。しかし、この局面では持ち駒不足のため時期尚早。明らかに無理攻めです。この▲4一銀は、先手はいつでも指せる手であり、この手を楽しみに、後手からの無理攻めを誘うような指し方が理想的です。無理攻めは、相手に上手に受けられると、攻め筋が途絶えてしまい、逆に相手からの反撃が厳しくなるというリスクが高いのです。

 

本譜に戻って、後手は△4二金寄と逃げました。次に△4一金と「銀」をはずされると先手は敗勢になります。なので先手は攻撃を続けるしかありませんが、持ち駒には「歩」が2枚あるだけです。どうするのかと見ていると、▲2四歩の「合わせ歩」が放たれました。後手は△同歩の一手です。ここで先手の次の一手を考えてみてください。

 

(図3 △2四同歩まで)

 

以下、つづく・・・。

 

 

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