2023 高松宮記念 予想 | corazonのブログ

2023 高松宮記念 予想

不良馬場の高松宮記念と言えば、2014年にコパノリチャードが勝った時の事を思い出します。

4着であったエーシントップ以外の馬が外を回し、その中でもギリギリそこまで悪くない所をできるだけ距離ロスなく回したMデムーロが快勝したというレースでした。

 

今年の高松宮記念も、2014年同様に時計の掛かる馬場であると考えて良いでしょう。本日の8レースに芝1200m戦が組まれており、このレースが大いに参考になるかと思います。また午前中に行われた2000mの未勝利戦も参考にしたいと思います。

 

結果として、大外を回し過ぎない位のコース取りをした方が良さそうで、距離ロスとの兼ね合いになりますが、2014年当時と同じで、4角まではやや内を通った方が良さそうです。直線で大外に出すと、馬場は良くても距離の問題で、かなり能力が無いと上位進出は難しいかも知れません。できれば先行集団の後ろ辺りの位置から、ロスなくコーナーを回り、直線で馬場の真ん中あたりを進めると良いですね。

2014年の2着馬は、それまでダートを中心に使われて来て前走のオーシャンSで2着というステップでここに向かった、後のスプリンターズSの勝ち馬である、スノードラゴン。そして3着馬は1人気で、後でG1を3勝するストレイトガールでした。

 

今年のメンバーからすれば、オパールシャルムが逃げ、内からキルロードが2番手をキープしそうです。

そして外からアグリが3番手辺りに付けられるかも知れません。さらに内からウォーターナビレラ、後はスタートと枠順にて隊列が決まるのではと思われます。

2014年のコパノリチャードと同じような形を取りやすいのが、キルロードとアグリ、ウォーターナビレラの3頭。オパールシャルムはこうした馬場が苦手なので、4角では後退しているはずです。

よって、馬場の巧拙はやってみなくてはわかりませんが、先に挙げた3頭は直線で大きく外へ出す事ができれば、能力を発揮できるものと思われます。ただし、馬群が凝縮するような形になると、外に出し辛くなるので、結果として内を進まざるを得ない形になる可能性もありそうです。

 

既にG1級にある馬でなければ、直線だけで大外一気を決めるのは難しいであろうと、これまでのサンプルからはそう言えます。

また、能力的な話をすれば、昨年のスプリンターズS、そして昨年の高松宮記念を振り返れば、実力伯仲し過ぎており、各馬の能力差が非常に少ないものと考えて良いでしょう。状態面と枠順、展開、馬場、コース等により着順が簡単に入れかわる程度のものです。

 

さて今年私が期待したい馬はと言えば、

 

◎トウシンマカオ

 

です。

馬場はやってみなくてはわかりませんし、枠も外。もっと条件の良い形でやらせてあげたかったという思いですが、今のデキであれば好走できるのでは、と感じています。とにかく絶好調。追い切りでの動きが一変しており、前走は冬場の休み明け(2か月)でプラス12キロ。加えて斤量が3.5キロ増という事で、いかにも休み明けの内容。今回は完璧に仕上げられています。不確定要素だらけですけど、その分人気も落ちていますので、ここは積極的に狙いたいです。

 

〇グレナディアガーズ

 

昨年に完敗の形で、前走もふがいない負け方。ここでは条件が全く合っていないと思えますが、それでも期待をしてしまうものがあります。昨年よりも今年の方が馬場悪化の分、外枠の不利が軽減されている事、そして状態面が、動きを見る限りでは好走する時の仕草と思えたからです。今回においては、昨年、1昨年と好走した阪神Cでの追切内容とほぼ同様に映りましたので、少なくとも好調であるのは間違いないと思います。馬場に関しては走法からすれば問題ないと私は判断しているので、後は鞍上がどこまで上手く乗ってくれるかでしょう。前走では全く御せていませんでしたので、連続騎乗の今回はしっかりと乗って欲しいです。

 

▲ロータスランド

 

今回特に不安要素が無い馬で、崩れる可能性が低い馬だと思います。鞍上岩田は本日の中京芝2000m戦を上手いレース運び、コース取りで勝っていますし、ここも馬券圏内に持って来てくれる事を期待します。

 

△ファストフォース

 

時計が出る馬場は得意な馬ですが、逆に時計の掛かる馬場でも好走歴がある為、この馬の場合には状態面の方が大きく左右するのだと思われます。今回はきっちりと仕上げられており、人気は無くとも要注意と思います。

 

馬券を押さえたい馬はたくさんいるのですが、点数があまりに多くなってしまうので、シンプルに行きたいと思います。

 

4頭ボックス

◎単複