昨日ははなちゃんの日。

なので、なるべく外に出ずに家にいた。

 

あれから10年。

色々あった。

時間薬とは言うけれど、本当にそうだ。

あんなに辛くて苦しかったけれど、時の流れは傷を癒してくれる。

勿論、悲しかった出来事にかわりはないし、もし生まれてくれていたら何歳だっていつだって思う。

妊娠が分かった時に買ったケーキの年号入りのプレートはやっぱり捨てられない。

毎日、朝晩お祈りしてる。信仰心なんてさらさらないのに、はなちゃんはいつだって「ここにいる」って信じてる。

 

長女もいつからか寝る前に手を合わせるようになった。

何があったかなんて聞かないけれど、察してるのかもしれない。

 

子ども達にはそれとなく伝えている。

あなた達には生まれてくるはずの兄弟がもう一人いたんだよ、と。

私達家族の中では、少しの間でも授かった命の存在を感じていたい。

 

今日も、祈る。

明日も、祈る。