今年(2023年)4月 乃木坂にオープンした
モダンフレンチ SeRieUX セリューでランチ。
お店は東京ミッドタウンからもほど近い
六本木の目抜き通り沿いというロケーション。
テーブル席もありますが、厨房を見通せる
どーんと奥行きのあるカウンターが特等席!
メニューはおまかせコースのみ。
ズラリと並ぶ食材の名前に気分が上がるー!
ドリンクはノンアル派にも嬉しい品揃え。
同行者さんが注文したのは
ワインから特殊な製法でアルコールを除いた
というグレープジュース(1,200円)
ジュースというよりほぼワイン!
私は冷たいレモングラスのお茶(1,300円)を。
さらにワクワク感が高まるのが
食材のプレゼンテーション。
さっそく、アミューズに登場するという
稚鮎を見せてもらいました!
(事前に生き物が大丈夫かの確認あり)
ブルターニュ
「蕎麦粉ガレット カマンベール / ジャンボンブラン」
滋賀
「稚鮎 マンゴー」
新鮮さ抜群の稚鮎はカラリとフリットに。
マンゴーの甘みと山葵の爽やかさ、
稚鮎のしっかりした苦みのコラボがステキ。
ロール状の小さなガレットの中身は
カマンベール×ハムの間違いない組合せで
食欲がググッとアップ。
富山
「白海老 キャビア / サワークリーム」
白海老のねっとりした甘みが引き立つ
キャビアとサワークリームが絶妙バランス
軽い歯ざわりのタルトは見た目も華やか!
パンはほどよい塩気のチャパタ。
合わせるオリーブオイルは
シェフの元同僚が小豆島で作っているもので
今お店にある限り(!)の貴重な逸品。
とがった辛みがなく超フレッシュ
せっかくだからとたっぷり付けちゃう!
なお、おかわりのパンは
香ばしい全粒粉のカンパーニュでした。
静岡
「ミナミマグロ アーティチョーク / 柚子胡椒」
藁焼きにされたミナミマグロが主役の一皿は
運ばれた瞬間、藁の芳しさがブワッと広がり
ちょっと「和」テイスト。
柚子胡椒×ビネグレットソースで爽やか!
鹿児島
「蛤 蛍烏賊 / ホワイトアスパラガス」
肉厚な蛤と蛍烏賊からしみ出した
旨みたっぷりのスープがごちそう!
薄切りにされた生のホワイトアスパラガスと
山菜がサラダのようで、色味も綺麗~
山口
「真魚鰹 ソースブールブラン」
ここまでは軽やかなモダンフレンチの要素や
「和」テイストもあったけど、ここで一転
ブールブランソースのどっしり正統派フレンチ!
熱々のソースがたっぷりお皿に注がれて幸せ~
マナガツオはふっくらしっとり
ソースと組み合わさるともう絶品。
パンもどんどん進んじゃいました。
メインも嬉しいプレゼンテーション!
シストロン
「仔羊 ソースペリグー」
仔羊にこれまたたっぷり掛けられたのは
マデラ酒がベースのソースペリグー
黒トリュフの風味がたまらない~
付け合わせは、イタリアやフランスから
はるばるやってきた高級キノコたち
なめらかなマッシュポテトも♪
オランダ
「リュバーブ ハイビスカス / レモン」
デザートはリュバーブが主役のヴァシュラン
目の前でレモンの皮を削って仕上げるので
香りに包まれるような感覚に~
スタイリッシュなメレンゲはライム風味。
中には優しい酸味のリュバーブのソルベ。
ハイビスカスとライチのジュレや
アクセントのクランブルの食感も楽しく
最後まで重さを感じることなく完食。
食後の飲み物はハーブティーに。
数種類からカモミールをチョイス。
小菓子
ガレットブルトンヌはミニサイズながら
リッチなバター感。
ゲランドの塩が効いています。
ボンボンショコラからは果実感満点の
パッションフルーツのエキスがトロリ
このみずみずしさのため日持ちしないそう。
まさにここでしか味わえない
自家製ならではの美味しさ。
モダンフレンチらしい華やかさだけでなく
正統派フレンチらしい堂々とした味わいの
両方を体感できてホクホク。
丁寧に説明してくださる
シェフのお人柄にもホッと癒やされました。