環境によって、障害の捉え方が変わる経験をしている。
前の職場は、すごく障害者扱いされたので、「自分は間違いなく障害者なんだ、できないことがあるんだ」と思っていた。
なるべく無理しないようにしていた。周りがそういう扱いだったからだ。
今の職場は、障害者枠だけど、あまり障害者扱いされない。他の人と同じように仕事をしている。
そのせいか、なんだか自分も他の人と変わらない気がしてきた。
自信というのだろうか。
たしかに、他の人と違って、毎日定時では帰っているし、ヘルプマークも付けている。できないことはある。
けど、チャレンジしてみようという気持ちが前より増えた。
前は、無理して体調崩したらどうしよう、という思考が強かったけど、今は、できる気がする、やってみようという気持ちが強くなった。
考えてみれば、障害者手帳を取る前は、私は障害者という自覚すらなかった。
同じ私という人間なのにね。障害の程度が変わったわけでもないのにね。
一般枠で働いてた頃も、障害者という意識は全くなく、周りの人と何か違いがあるなんて思ったことはなかった。
環境は恐ろしい。
どんな環境に身を置くかで、自分の考え方さえ変わってしまう。
今の職場は、良くも悪くもあまり障害を気にかけてくれないところだ。
でも、せっかくなので、普通の人と同じように仕事をして、できることを増やそう。
前の職場では、たくさん気にかけてもらい、色んな人に支えられた。だから、今がある。
どちらも、私には必要な環境なんだろう。
とにかく、今は今の環境に感謝し、できることをし、できることを少しずつ増やしていこうと思う。
仕事だけじゃなく、お出かけも。
体力付けて、色んなことをできるようにしたい!