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地球は暴走温室効果の瀬戸際

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炭酸ガスの増加は海中からの持続的な、炭酸ガスの放出が原因。

★この記事で学者や専門家が、動揺している事が理解できます。この事がきっかけとなり、それまで人類社会の化石燃料の増加が、大気中の炭酸ガスの増加の原因と考えれてきたのだが、その説は近年になって学会で否定された。主な原因は、海中からの持続的な炭酸ガスの放出が、その原因である事が明らかになったのです。

人為的な炭酸ガスの排出をゼロにしても、炭酸ガスの増加は止まらない

★海中には大気中の60倍のCO2があり、大気中濃度換算で20000ppmにも相当する莫大な量の炭酸ガスが溶け込んでいる。人類の工業化以前の社会では、海中から放出される炭酸ガスの量と、森林が吸収する炭酸ガスの量のバランスがとれていたのだが、工業化の進展と人口の急増による、森林の伐採によって、そのバランスが崩れ、大気中の炭酸ガスの濃度の増加につながったのです。現在では人為的な炭酸ガスの排出をゼロにしても、炭酸ガスの増加は止まらないと学者は認めている。

地球の本来の姿は、炭酸ガスに覆われた、金星ような高温の惑星。

★地球に生命誕生以来、地球が太陽から受け取るエネルギーは、三十％以上増加している事が、過去の地質の調査で明らかになっている。
地球は本来なら温室効果が暴走し、全球凍結と金星の様な状態の繰り返して、最後には金星の様な高温の惑星になっているのが、地球の本来の姿らしい。
しかし地球は全球凍結の状態は何回か有るらしいが、この地球の平均気温は、生命誕生以来ほぼ一定を保ち続けている。これには、植物等の生命が気候に関与する事で、気温を生命の生存に、最適の状態に保ち続けていると言われる。
間氷期には地球の温暖化によって、森林の大繁茂が起こり、大気中の炭酸ガス濃度が減少して、気温が低下して再び氷河期になるようなサイクルを、数万年単位で繰り返して、温室効果を暴走させず、気温を数億年にわたってほぼ一定に保ち続けてきたのです。

人口の急増による森林の伐採で、排出と吸収のバランスが崩れた。

★それが中東地域で始まった農業と牧畜が森林を食潰してきた。人が斧で木を切り倒す程度では、自然への影響は大きくはなかったのだが、それが近代になって、科学の進歩による人口の急増と、それに伴う機械力による開墾によって森林は激減し、海洋からの炭酸ガスの持続的な増加に繋がったと考えられる。

森林、この地球の安全装置を無くしたら、温室効果は暴走する。

★森林は、温室効果の暴走を（暴走温室効果）防ぐために、人類と地球生命圏には絶対必要な、安全装置の役割を果たして来たのです。確実ではないが、人類社会と文明がこのまま何の対策もせず、森林の減少を放置するなら、安全装置を失った、地球の温室効果は、どこまでも止まらずに暴走して、二百年後には地球の平均気温が百度を超え、水蒸気が温室効果に加わる暴走温室効果の状態になって、人類も地球の全ての生命も絶滅する。

温室効果の暴走を防げるのは、相対通貨制度にる人類総動員体制のみです。

★新文明建設の核心をなす概念、相対通貨制度もバイオコミニティもオニール教授がスペースコロニーの概念を発表した頃に、基本的な概念を私が発案しております。
これから一世紀以後に起こると見られる、温室効果の暴走を防ぐ方法は、相対通貨制度を利用した新文明の建設と併せて、通貨の電子化そして相対通貨制度による世界の通貨の統合し、南北の格差の解消と、国家をも、この制度による制御下におく必要があります。
それによって人類と地球の命運を賭けた、新文明建設と地球的規模での植林運動が可能になるでしょう。
この制度によって、人類と地球生命圏の未来を賭けた人類総動員体制が築けます。

★現代文明の諸問題の源は金の制度の不完全さにあります。
つまり貧しい階層から豊かな階層への資金の流れは存在していても、その逆の流れは（政府の税制を通じた不完全な循環制度は存在する）存在しないという事に尽きるのです。
私が提唱する相対通貨制度は、実際の物価と購入価格の差をプレミアムとして資本循環システムの中に取り入れる事で、物価を一人一人の個人の資産に比例したものとする事ができます。つまりこの制度はこれまで存在しなかった、豊かな階層から貧しい階層への資本の流れを人工的に構成する事が出来る制度であります。これは国家間においても実施可能な制度です。この相対通貨のシステムは先進国や産油国や資源国の豊かな階層から、貧しい国や階層へ電子的に瞬時に強制的に資金を移転し循環することが可能です。この相対通貨のシステムを世界的なネットワークシステムとして構築する事で、現代文明が巻き起こす殆どの問題を解決する事が出来るのです。

人類と地球生命圏の危機