What)これは何のための本か?
いろんなタイプの消防車があますことなく紹介された本。
Why)この本を読む理由は何か?
乗り物のイラストのお手本になるような図鑑を探していました。
How)この本が伝える解決法は何か?
こちらのたかのてつさぶろう先生は、すごいぞ。
これは車業界の発注側からの感想なのですが…
イラストレーターさんは世の中にたくさんいるのですが、車(バイク)の絵というのは、なかなか難しいのです。
まんべんなく「はしょり方の上手い人」は「メカ苦手なんで、この辺は書き込まずに行きます」という技法を使ってくれるので、「こちらが追い求めない」ならそれでも大丈夫です。
駄菓子菓子ですよ。
メカ、そう我々にとって超身近な「自動車」はですね、元の資料が高解像度で入手できるのに、描けない人はほんとうに描けないのです。
真っ先に、ホイールがダサくなるのです。
絵がヘタ・うまいじゃなくて、ダサくなる。
実は「ホイール」というあのタイヤの真ん中にくっついている金属の物体は、車のスタイリッシュ感を表現するのに「いちばん大切」なパーツなのです。
モデルチェンジのたびに、メーカーが血眼になってイカすデザインを考案している、超重要パーツなのです。
こんなページを読んでいる絵描きさんはいないと思いますが、ホイールはガン見されますのでお気をつけください。
こちらのたかのてつさぶろう先生は、すごいぞ。
これは本で実物のイラストを見てくれと言うしかないのですが、「この先生は構造を深いレベルで理解している」と、一発でわかります。
ホイール1つとっても、数々の種類をそれぞれこんなにかっこよく描いてくれる人、いません。
消防車だから、ほとんど鉄チン(スチールホイール)なんですよ?
鉄チンもシングルなら膨らみ感、ダブルなら凹み感、アルミホイールなら向こう側への奥行き感と、線の出し方が非常にいいんです。
ボディも各パーツも、元の写真からのミックス具合でいったときの「線の出し方」が、もう絶対に「メカをわかっている人の仕事」なのです。
すごいな―、と思って、作品ギャラリー公開していないかと探したら、ビックリですよ。
伝説のヤンチャバイク雑誌「チャンプロード」で連載していた、漫画家の浜名っこ大佐先生でした。
絵本の名義が、たかのてつさぶろう先生だそうです。
ギャーーース!
そりゃうまいし、これだけのイラスト点数でも品質がブレないはずだよ!
私ですか?
画力が伴っていないだけで、やる気はあります(爆)。
「おおー!こうやって描くのか〜〜〜!(だいぶ遠い道のりだけど)」と、勉強させていただきました。
↓本のあらすじはコチラでどうぞ