目次(「BOOK」データベースより)
プロローグ あなたには差別が見えますか?/1 善良な差別主義者の誕生(立ち位置が変われば風景も変わる/私たちが立つ場所はひとつではない ほか)/2 差別はどうやって不可視化されるのか(冗談を笑って済ませるべきではない理由/差別に公正はあるのか? ほか)/3 私たちは差別にどう向きあうか(平等は変化への不安の先にある/みんなのための平等 ほか)/エピローグ わたしたち
What)これは何のための本か?
男女差別や外見、学歴なども含む、差別についての社会学の本。
Why)この本を読む理由は何か?
刊行されたときに広告で見かけて。
How)この本が伝える解決法は何か?
韓国と日本は共通することも多いので、社会学、ジェンダー差別や高齢社会への対応についての共同研究がもっと進んでほしいです。
総評
しばしば「日本の外見差別(ルッキズム)は、海外に比べればかなりマシ」ということをききます。
当人にしてみればバッドルッキングなりの苦労をそれぞれ持っているのですが、海外じゃ差別で与えられるタメージがその比ではないと。
ううーむ、おそろしい…。
タイトルの「差別はたいてい悪意のない人がする」も、単に正義ヅラとかおせっかいとかいう問題ではないんですよね。
人間社会では、普通に過ごしていれば自然と差別が生まれる。
それをどうしていくべきかという、問題提起の一冊でした。
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