あれから2年が経ちました。
管理者との確執を除けばとても働きやすく、働き甲斐のあったS病院を退職し、
その後わずか1年半足らずの間に二か所の職場を渡り歩き、
片や半年、片や10か月でそこも去らざるを得なくなり、1か月半ほどの失職期間を経て派遣社員に。
派遣社員となってから1年と10か月半。
長く続けるつもりはなかったのに、前の二か所の職場よりもずっと続いている。
何ともまぁ、皮肉なことか。
始めから思い入れがなく、金のためとはっきり割り切っているので、深刻に悩むことがない。
それに工場での仕事は、基本的にその日その日で完結するので、何かあっても尾を引くことがない。
人間関係に悩むこともない。自ら遠ざけているから。
だからこそ、こんなに長く続いているのだろう。
そんなこんなで、どんどん月日が流れている。
介護支援専門員じゃない俺は俺じゃないと思っていた、あの頃の私。
しかし介護支援専門員じゃなくたって、俺は俺なのだ。
介護支援専門員じゃなくたって、ちゃんと働いてそれなりに収入を得ている。
むしろ精神的には、今の方がずっと健康だ。
食欲モリモリ、毎晩ぐっすり眠れる。
休日に電話がかかってくることもなく、かけることもない。仕事のことはすっぱりと忘れていられる。
本来それが当たり前のことなのだろうが、私にとってはそれだけで途轍もなく気楽。
もうあの業界には戻れないし、戻りたいとも思わない。
来年の今頃、どんな状況になっているのか、何もわからない。
次のステップに進んでいるのか、それとも今のままなのか。
どちらにしても、まぁ何とかなっているはず。
仕事が全てじゃないんだということを学べたから。
・・・それが、この2年間で得た最も大きな収穫なのではないかという気がしている。
さて、明日も残業だ。
寝よう。