ハロー!セルジュ(44歳)です。
今日は「世界の肉類」についてお送りします。
肉類は広い意味では食肉のことで、世界で一般的に食べられている牛肉、豚肉、鶏肉をはじめ、多くの動物を食しています。
家畜化された食肉は牛、豚のほかに、ひつじ、やぎ、馬、トナカイ、水牛、犬、らくだ、ロバ、うさぎなど。食鳥では鶏、あひる、七面鳥、ホロホロ鳥、がちょう、うずらなど。それ以外の動物の食肉ではダチョウ、いのしし、鹿、くま、カンガルー、鴨、キジ、くじら、いるか、わに、へび、亀、かえるなどがあります。
魚の場合は魚肉で、食肉ではありません。
牛、鶏は世界各地で多くの国民が食しています。豚はイスラム教の国を除くすべての国で、ひつじはイスラム教の国やヨーロッパ、オセアニア、日本の北海道など、馬は日本やヨーロッパなど、鴨はヨーロッパなどで食しています。
くじらは日本とノルウェーで食していますが、環境保護のため、日本とノルウェー以外ではくじらを食することは禁止しており、特に商業捕鯨が解禁された日本を批判しています。犬は他の国ではあまり食べないですが、韓国では犬を食しており、現在は法律で一時禁止されていましたが、現在も食用犬の店が存在しています。亀はスッポンが有名ですね。
私が住むフランスでは牛、豚、鶏のほか、鴨や七面鳥なども食しており、地域によってはひつじややぎ、あひる、うずら、かえるなどを食します。
サウジアラビアやUAEなどのイスラム教の国は豚肉は一切食しませんが、牛、鶏などでも食しない地域も存在します。イスラム教では豚については不浄の食べ物として忌み嫌われる存在であるため、食肉としては一切扱いません。牛や鶏などについても「ハラール」の規則にのっとって、厳格な処理をしなければ食べることができません。
インドなどのヒンドゥー教の国では牛を聖獣としているため全く食べない人が多いばかりでなく、牛肉の生産・流通を法的規制や暴力的手段で阻止しようとする動きすらあります。
食肉の調理法は加熱調理が基本となります。生で食べれるものもありますが、種類によっては寄生虫や病原菌の存在から、生食ができないものがほとんどです。特に豚は加熱調理しないと、生焼けの状態では命にかかわる場合があります。鹿などのジビエではきちんと加熱しなければ「E型肝炎」や食中毒のリスクがあり、日本の赤十字社は鹿などの生食によるE型肝炎に感染した人に対して、食してから6か月間は献血をしないこととしています。
食肉は種類によって栄養が異なりますが、たんぱく質が含まれており、ビタミンや鉄なども含まれています。反対に牛、豚、やぎなどの「赤肉」は摂取量が多いとがんや糖尿病などのリスクがありますので、食べる量は控えめに。
世界ではいろいろな食肉があり、地域によってはいろいろな料理があります。それぞれの地域でそれぞれの食肉を、命に感謝しながらいただきましょう。
というわけで、セルジュでした。
オゥ・ホゥヴァア(さよなら)。
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