投票の意志があっても投票できなかった人たち。

カナダ在住者が遭遇した出来事や文化の違いを綴っています。

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カナダの総選挙は現政権のLiberal Partyの勝利となりました。

過半数には達していないので少数派政権となります。

場所によっては接戦で投票結果がまだ出ていません。

 

9月20日の投票日には投票所によっては長蛇の列で数時間並ばなくてはいけなかったとか。

保育園のお迎えとか、仕事の締め切りとか、いろいろありますから、投票に数時間割くのが困難な人は多いはず。

投票の意志があって来ていた人たちが投票できなかったって悲しすぎるッ！

長蛇の列ができた時点で何か対策できなかったのでしょうか？

 

ずっと投票者であることを誇りにして来たのに2時間待つと言われて投票を諦めた人のインタビューも。

 

これって投票する権利（参政権）を奪ってませんか？

早くオンライン投票導入すればいいのになあ。

『セキュリティや本人確認が難しいのかな？』と思ったのですが郵送投票はあるんですよね…。

 

今回の選挙、コロナ禍で解散を要請したことで、カナダ史上最も費用のかかる連邦選挙になったと言われています。
Elections Canadaは、36日間の選挙戦で約6億1,000万ドル（約524億6000万円）の費用がかかると予測。
2019年の選挙費用は約5億2,040万ドル（約447億7544万円）でした。2年後には約1億ドルもの費用増し！

そもそもコロナ禍に総選挙ってなんなん？

最大級の集団動員を促すイベントなんですが。

納税者としてはムカつきますわー。

 

カナダ史上もっとも高額な選挙。インフレなので新しい選挙の費用が嵩張るのは当たり前なのですが、コロナ禍で選挙をやる必要があったのかというと、ないだろ！っていう。

 

そんなこんなで実りのない選挙であった印象が否めません。

 

ちなみにカナダでは投票のために仕事を3時間まで抜けることが許されています。

同僚も仕事中に投票に行ってました。こういうところはお気軽ですね。

 

日本人のよくある英語の発音の間違いにelection（選挙）とerection（勃起）があります…