カナダ在住者が遭遇した出来事や文化の違いを綴っています。

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カナダはコロナどうなってるの?と日本の友人に訊かれたのですが、カナダでは州によって大きく異なります。
同じカナダでもノバスコッシア州はかなり感染者を抑えている一方で、アルバータ州は夏に規制をなくしてコロナがなくなったかのように振舞って、現在、新規感染者も重症者もICU占有率も高いかなり酷い状態になってます。
 
オンタリオ州は初動は遅れた為、ロックダウンを繰り返すことに。そんなロックダウンにも慣れてしまったオンタリオ州ですが、
現在では人数制限はあるものの、ほぼ通常営業。
来週からこの人数制限が解除される予定だそうです。また室内のマスク着用も解除される見通しだとか。
以前は外であっても皆マスクしていましたが、今では規制がないので10%くらいです。少し前はもっとマスク着用している人がいたのですが、「オンタリオ州が規制緩和する」というニュースが流れてからマスク着用率が一気に下がった気が。
いや、これって悪手じゃありませんか?アルバータ州とか英国とかもうコロナは終わったかのように行動し、今、新規感染者が増加している訳ですし。しかも、負担や迷惑を被るのはそういう行動をした人たちでなく、医療従事者という悲しい事実!
 
ニュースはこちら。
正直、「え?このタイミングで規制を緩めるの?」と思いました。
人数制限を解除するのは経済にもそれなりのインパクトはあると思うのです。
しかし、ハロウィンもあるし、気温が下がって換気をやらない季節になってるし、気を抜くと新規感染者がまた増えてしまうのでは?今の状態で規制緩和って悪手の気がします。
マスク着用義務を解いても経済には影響しない気がするんですが。
 
正直、これはオンタリオ州相のダグ・フォードが自分の功績としてアピールしたいだけじゃないかな?と。
 
一方で、トロント市は条例で公共の場所のマスク着用義務を延長するとのこと。
なので少なくともトロントでは室内公共場所でのマスク着用は継続されそうです。
気温が落ちたからか、ゴホゴホ咳き込んでいる人も多いし、乾燥する季節だからウイルス云々以前に鼻や喉に湿気を保つ意味でも今の季節はマスクをしておいたほうがいいと思うんですよね。
 
"コロナの拡散を阻止するためには、公共の場で人々が適切にマスクを着用することが重要です。"とのこと。
コロナ禍初期も「オンタリオ州がやらないなら、トロントでやる」って感じでトロントがいろいろ案を立てていました。
規制だけでなく公道をレストランのパティオにするアイデアとか。これも好評なので延長するそうです。
 
そんなこんなで、マスク着用解除をしてしまうと元に戻すのが難しいのでそのまま継続させた方がいいのでは?と思うのでありました。
 
正直、少しでも医療従事者の負担を減らせるならマスク着用はすべきではないでしょうか?(もちろん、医療的やその他の理由でマスク着用ができない人は考慮されるべきですが、周囲がマスク着用することでマスク着用できない人も守れる訳で)
まだパンデミックな訳ですし。
 
自分の住んでいる場所が自分の考え方と似ているかどうかって生活する上で大事かもしれません。
オンタリオ州の州相はダグ・フォードでこの人が対策を遅らせた要因だったりする訳ですが、オンタリオ州民がガツガツと意見をいい行動にうつしてきたことで、助かっている部分もあるかと思います。だって連邦政府やオンタリオ州のヘルスエキスパートってば言うこと毎回変えちゃってるので。アテになりません…。
なのでトロント市のように「屋内公共の場所(公共交通機関含む)はマスク着用!」と条例で決めてくれるのはありがたいです。
 
マスクしてランニングしてからマスクしないでランニングすると、スーパーサイヤ人になったような気分を味わえるなあ、と思った秋の1日でした。

 

Stay Home! Stay safe! 

 

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