





















本「フェイス!上」 著者 マックス・マーロウ
★★★☆☆ (個人評価 ★多めならおすすめ)
フロリダから引き抜かれニューヨークへとやってきた気象予報士のコナーズ。
春なのに海水温が高い状態を見て、強いハリケーンが発生すると危惧する。
雑誌記者のジョセフィーン(ジョー)はコナーズのインタビューをすることになり、ちょうど身勝手な夫に愛想を尽かしていたこともあり彼と関係を持つことになる。
そしてコナーズの予想どおり、ハリケーンが発生。
フロリダ近辺を襲う。
ちょうどそのころ夏休みを満喫するためドネリー一家(ジョーの義母義父等)はバハマ方面にあるエリューセラという岬に滞在していた。
しかもジョーの娘も一緒に。
彼らは不安な中、ハリケーンの真っただ中に放り込まれることになる。
基本上巻のほとんどが、ジョーとコナーズの出会いから不倫までを描いている。。。
え??ハリケーンは??となる。
一応海水温が高くハリケーンが起こるかも…という不穏な空気は醸し出してはいる。
けどなかなか発生しない。
そのことで、ニューヨークに引き抜かれた気象予報士のコナーズは危うく首になりかけるくらい。
彼はハリケーンがくると予想しており、なおかつ、ハリケーンについての番組も受け持っていたからだ。
で、コナーズと不倫関係になるジョー(女性)。
彼女は雑誌記者で既婚者。
彼女の夫はヨットに夢中で、子供たちを全く顧みない。
夏休みも家族と過ごさずにヨット仲間と過ごす。
息子が虫垂炎になり緊急手術することになっても、帰ってこない…。
これはひどいわ。
まぁ離婚を考えてもおかしくはない。
しかも、喧嘩すると殴ってくるねん。
あかんやろ。
いくらイケメンで将来の社長だとしても。
休暇のたびにヨットで海に出られた日にゃ、なんで結婚したんや!と言いたくなるわ。
そんなにヨットが好きなら結婚せず子供も作るべきじゃないやろに。
ただ、まだ離婚していないし、離婚の決心もつかないままジョーはコナーズと不倫関係になる。
ここはどうやろ…。我慢すべきでは?
離婚に不利になるやんか(そこか!)
なんか純愛っぽく書いてるけど、あかんやろ。
んで、ハリケーンがいつニューヨークを襲うのかとわくわくどきどき読み進めてたんやけど、なかなかハリケーンが起こらない。
起こるのは上巻ラスト数ページ。。。
ま、まぁ、下巻ね、下巻がハリケーンの恐ろしさをこれでもかと書いてくれるんやろ。
パニック小説になるのは下巻から…なんだろうな。
なんか、ちょっとあまりに事件が起こるまでに家族関係だったり、不倫だったりが長く続くから肩透かしだったわ。
でも面白くないわけではないよ。
なんかキャラクターの性格とかそういうのがリアルっぽくてすいすい読み進められたし。
ちょっとジョーの行動には共感できんかったけども。
上巻の最後で、とうとう巨大ハリケーンがジョーの家族を襲う。
彼らはどうなるのか。ジョーの娘は無事なのか。どきどき。
ジョーの息子が虫垂炎になったので、とりあえず娘が先に避暑に行ったわけね。
義母義父(ジョーの夫の両親)が連れていってくれた。
ハリケーンが来るとも思わずに。
これもなぁきついな。親切で連れて行ってくれたわけやし、ジョーも後から合流する予定だったんだしね。
でもハリケーンが近づいてるとコナーズから聞いたジョーは、すぐに帰ってくるように義父に懇願する。
でも時すでに遅し、ハリケーンのせいで飛行機が飛ばなくなっていた。
そして岬の別荘でハリケーンに襲われる…ところで上巻終了。
あ~下巻楽しみ!急いで読みます!わくわく。
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