生命保険で資産運用?注意が必要な理由と賢い戦略の選び方 | 繋ぐ!繋げる!!れおくん

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走り続ける暑苦しい~保険営業マンの日々の日記
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皆さんが生命保険への加入を検討する際、保険会社から「保険を利用した資産運用」の提案を受けることがあるかもしれません。このような提案は、老後の資金準備や物価上昇の問題を引き合いに出しながら行われることが多いです。具体的には、満期時に元本以上の金額が戻ってくる安心感や、万が一のリスクカバーも同時に得られるといった点が強調されます。

提案される保険商品には、「変額保険」と「外貨建て保険」が含まれることがあります。変額保険は、保険料が投資され、その運用成績によって保険金額が変動します。外貨建て保険は、保険料が外貨(例えば、米ドルやユーロ)で運用されるタイプの保険です。
しかし、保険を通じた資産運用には注意が必要です。以下に主な理由を挙げます。

  1. 低い利回り:保険を通じた資産運用は、一般的に低利回りであり、資金の増加効率が低いことが多いです。

  2. 元本割れのリスク:保険の途中解約が必要になった場合、元本割れを経験するリスクがあります。

  3. 低流動性:保険は現金化しにくく、資金の流動性が低いという特性があります。

  4. 元本保証の不確実性:すべての保険商品が元本保証されているわけではなく、投資リスクを伴う場合があります。

これらの理由から、保険と資産運用は目的が異なります。
保険の本来の目的は、死亡・病気や怪我といったリスクに対する保障を提供することにあります。
一方で、資産運用の目的は、持っている資金を効果的に増やすことです。これらの目的を混同せずに、それぞれに適した方法を選択することが大切です。
迷ったときには、目的に立ち返って考えることが重要です。保険はリスク管理のため、資産運用は財産増加のために使い分けましょう。