MONTBLANCの50年代物・・・なんだかんだと70年も経ってるんだよな。 | 萬屋あっちゃん商店 レンズ・万年筆沼にようこそ♪

萬屋あっちゃん商店 レンズ・万年筆沼にようこそ♪

白鳥は 哀しからずや空の青 海のあをにも染まずただよふ   

中途半端にハマると勿体ない。ドップリとハマると精一杯楽しめます。(笑)

モンテローザとか入れて無いけど、我が家の50年代な爺婆達。(笑)
MONTBLANCを漁り出すと50年代物が気になる。ニブの柔らかさを求めない人は「全く」気にならんはず。(笑)
他の万年筆なら50年代なんて言わずもっと古いのを・・・となるのだが、MONTBLANC派とりあえず50年代。149や146、144に142。MEISTERSTÜCKなら50年代が欲しいとなるのだけど、手が届いて程度の良い物の個体数が少ないよなぁ。だってもう70年近く昔の物なんだもんな。
オールドレンズも相応に古い物を漁るのだが、万年筆も同じく古い物を漁る事になるのが笑える。新たに数が増える事は無く、どんどんと数は減って行く一方なのが古い物の宿命。儚さが愛おしさを纏うのである。

 

とりあえず、MEISTERSTÜCK 142とセカンドラインの242、そして032トリオ。

 

50年代の首軸って、僅かに中央が凹んでて左右対称に広がる独特の格好が良い。良くある胴軸から直線的に伸びてって、先端部分でデーパーにクイッと広がる定番な格好と違うのが良い。

 

全金ニブと良く似ている142のニブ。大きさが違うだけで146も144も同じ中白だ。50年代の独特の筆感はやっぱり憧れる。たかが万年筆の筆感なのだが、それを体感しながら文字を書く。考えて見たらキモいかも???(笑)
文字を書くなら筆記に集中しろ!とか言われそうだwww
242のニブも良い感じに柔いんだよなぁ。モンテローザもグイッとFlexだし、50年代のニブはかなりの比率で柔ニブ好きの心を掴んで離さない。
032のインタルシアニブはFlexしないんだ。しかもある意味異端児な格好のニブで、触らず嫌いされるかも知れない。金大好き人間からは、ニブがちっこいのでダメ出しくらいそうだ。でも、これが不思議と筆記が気持ち良いのである。紙走りが良いのでSheafferなんかと似た部類だが、こっちの方が筆感は柔らかい。
同じ032でSTENOGRAPHは超々稀少種。MONTBLANCのSTENOGRAPHは色々と調べたら254か252のウイングニブにあるらしい。そしてなぜか032にもあるのが良く判らんのだが、多分メジャーなのは254とかの方。で、こっちはマイナーだと思う。
紙走りは超~滑らかでインク切れはしない。流石速記用である。

 

筆記時のサイズは034がデカい。これだけ大きいんだなって並べないと判らない。軸も少しだけ太いので032と共用部品は多分無い。
142も242も重いんだよ。重くて最悪~って感じじゃ無いのが凄いんだよね。テレスコープ式で軸内に機構が詰まってると言う部分が重さに影響してると思う。
出来の悪い真鍮軸は重さが目立って好きじゃ無いのだが、そう言う感じには全くならない所が素晴らしい。
032のインタルシアニブとSTENOは、首軸からニブが違うだけで、胴軸やキャップ部分は共用部品です。

 

142と242は筆記すると僅かにFlexしスリットが開くが、お淑やかなのでガバ~っと大股開きはしない。(笑)
筆記してて心地よい筆感が伝わって来るくらいで、機械的なカッチリ感は無い。そんな物が昔の手仕事臭が残ってる時代の、万年筆の情緒感かも知れない。
034と032はどれもFlexはしない。でもみな紙走りは気持ち良い。034はニブの調整はしてないが032はヌラヌラにしてある。360°どの方向に押し書き引き書きしても引っかからない様にして、ペン先はMかBってのがメモ書きには最高。至極当たり前の事がちゃんと出来るって所が良い仕事。筆記具なら何でも、いつでも何処でもキチンと書ける事、これボールペンで昔威張ってたが、ホント日本製のボールペンが世界で喜ばれる1番の理由はコレ。格好良くても書けないボールペンや万年筆では魅力は半減なのである。

 

 

クリックして向に行って、向こうでもクリックして戻って来てちょ♪m(_ _)m
 
にほんブログ村 その他趣味ブログ 趣味文具へにほんブログ村 写真ブログへにほんブログ村 イラストブログへにほんブログ村