いつも “ ときどき日記 ” をご覧くださりありがとうございます
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今回紹介させて頂きます帯は、染調の花の丸を大胆に重ね合わせており、力強さを
表現した帯です
華やかな振袖に合わせやすい帯になっています
≪ 春秋花丸文 ≫
実際の変わり結びをご覧頂けないのが残念ですが・・・
この帯は、「 緞子 」( どんす )と呼ばれる『 技法 』を用いています
「 緞子 」 とは、 三大織物組織の中で経糸 ( たていと ) が表面に出る比率が高いものを
言います
しかし、経糸 ( たていと ) が表面に出る比率が高いことで、逆に緯糸 ( よこいと ) が
表面に出る比率が少なくなります。経糸 ( たていと ) を多くするとキメ細かい生地には
なるのですが“ 帯 ” が少し重くなりやすいのです
“ 帯 ” をできるだけ軽くするために経糸の数を減らすと、生地が粗く( あらく )なり
光沢がなくなります
そこで弊社は極細の金糸を経糸に混ぜる事で光沢のある比較的軽い生地を創りました
収縮率の異なる生糸( きいと ) と金糸を混ぜて織ることは大変難しいのですが
切磋琢磨し克服しました
力強く、光沢があり、比較的軽い “ 生地 ” になっています
≪ 参考本 ≫
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