今回、少年部最後の大会で見事優勝したRん
小学1年生の頃のRん
実は超絶泣き虫だったのです
逞しい男にするべく鍛え始めるも、すぐ泣く、ちょっとしたことでもすぐ涙目…
「男なら泣くな、恥ずかしいぞ」と何度言い聞かせたことか
二年生のときだったかな?どうせならと選手クラスにと誘い、そのうち先輩たちにボコられる、もちろん泣く
しかし、なんとか食らいつく、でも泣く
その後、合同選手強化稽古でボッコボコにぶっ飛ばされる。
それがあまりにもキツ過ぎてトラウマになった…
でも空手は辞めずに続け、少しづつ泣かなくなっていった
コロナで大会がない期間があり
三年生
2021年春 新人戦で初入賞三位だったかな?
四年生
2021年秋 中級で初優勝!
その後、選抜にではじめてから半年以上ずっと1〜2回戦負け
器用なタイプではなく、言ってもやってもなかなか上手くできないことが多かった
年々稽古はキツくなっていく…しかしめげずに稽古に取り組む気持ちが彼にはあった
五年生
2022年春 選抜三位!(上級初入賞)
するもそこから一年弱また1〜2回戦負けが続いた…
(選手クラスは約月1ペースくらいで試合)
親御さんもサポート大変だったことでしょう、勝てない時期が続いたので。遠征も大変ですし
この間、同学年の仲間、Y誠やK次郎は何度も優勝準優勝を飾る、後輩たちも活躍していく。
本人がどう思っていたかはわからないが、どうせ僕は空手向いてないんだ…と人によっては腐ってもおかしくなかったはず。
親御さんは常に
「ここが良くなっていたよ、今は思うようにいかない事があるけど、諦めずコツコツ努力を重ねれば、いつか必ず結果に繋がるよ!一緒に頑張ろう!」と伝えていた
腐らず稽古に来るRん、勝たせてやりたい
2023年春 五年生最後にまたなんとか三位入賞!
泣き虫だった男が、やらなければならない場面ではリーダーシップを発揮しビシッとみんなをまとめたり、時に皆の緊張をほぐす為に面白いことやってくれて場を和ませたり、盛り上げるムードメーカー的存在に成長していた
さぁいよいよ少年部最後の一年、より厳しい稽古に取り組んで優勝を狙う
六年生
2023年春 初っ端 準優勝!
するもまた1〜2回戦負けが続く…
2023年夏 あと一歩届かずまた準優勝…!
そしてまた1〜2回戦負けが続き…
2024年冬 あと一歩届かずまたまた準優勝…!!
優勝までのあと一歩が近いようで遠い…
腐らず稽古を続けるRん。
確実に実力は伸びている!
そして、2024年3月24日
少年部最後の大会で…
勝ち上がり続けて決勝へ
長年息子をサポートし支えてきたお父さんも緊張していたことでしょう
決勝戦、ガンガン前に出るRんのファイトスタイルに対抗すべく、対戦相手はスタンスを広げ、前屈立ちのように構え、Rんの圧力にも絶対下がらない
どちらも引かない手に汗握る激しい戦いが続く
副審が旗を振るヤバい
実は今回、成長期でどんどん体重が増え、大会前数日は減量していたものの当日の計量で少しオーバーしてしまっていたのだ…
よって毎試合、反則注意1の状態ではじまるペナルティ…
一度でも反則すれば注意2減点1になりほぼ負け
(Rんは技ありをとれるタイプではないのでそうなると逆転はかなり難しい)
この決勝戦までの毎試合もヒヤヒヤする戦いで、反則になるかならないかの状況だった
(Rんは顔つけや押し、掛けなどの反則癖があるので大ピンチだったのです)
運も味方し、反則をあまりとられないで済んので、本当に助かった…
運も実力のうちとはこのこと!
試合後半、互いに引かず譲らない激しい攻防
この日のRんはいつも以上に気持ちが強かった!
東伏見道場のメンバーみんなで力を合わせ大声援を送る!!
判定はいかに…
旗がニ本あがり、主審も赤に!優勝を手にした東伏見勢大興奮
2024年春 上級選抜初優勝
みんながRんの優勝を喜んだ
六年生軍団
もちろん一番は家族でしょう
もちろん弟のF真も!
私も本当に感動した
よく頑張ったなRん、今までで一番最高に気持ちの入った素晴らしい組手だったよ長い間優勝させられなくてごめん、そしておめでとう㊗️
「勝って驕らず、負けて腐らず」
「継続は力なり」
負けが続いて悔し涙をたくさん流してきたけれど、上記の腐らずに続けることの大切さを体現してくれたRん
まさに誠真会館の理念である
「勇とは挫けない心」だ
泣き虫だった男が気付いたら逞しい男に育っていた日でした
目に見える結果だけではなく、過程の努力であったり、精神的肉体的人間的に過去の自分と比べてどれだけ成長しているかが大事です。
子育ては忍耐!!
さぁ、先生は今日も泣き虫な子たちをRんのように逞しく育てるべく指導がんばります
毎年毎年しんどいけどね(笑)