随分前ですが、

ソリストとオーケストラを見ていて弾き方が違うように思うのですが、変えているのでしょうか、

みたいな質問を頂きまして、

・・ソリストのレベルや立場になった事無いし( ̄▽ ̄)お応えの仕方がわからなかったのでスルーしていました。

 

ご質問の内容とは違うと思いますが、

自分なりに思うネタがあったので書いてみます。

 

昨日まで、ブルックナーの5番をリハから3回の本番まで一週間弾いて、弓にあたる所の親指が(途中経過としてはおじさんの踵みたいになって)皮が剥けて、今こう↓

 

弓にあたる部分ですね↓

 

普段、そんなに弓を強く握っていないので、

オーケストラで大音量の金管に負けじとfffでトレモロとかスタカートとか速い動きの弓を頑張ったりすると、グッと持った結果こうなります。

一人で弾く時には絶対しない弾き方で、家で練習していたり、オーケストラ業務がお休みの時には、親指がこんな事になっていないです。

 

ちなみに、小さい音の時は、オーケストラでは人数がいる分、1人で弾く時の何倍も小さい音を出そうと努力します。

 

全員がそれぞれ自分の思う音楽を創ろうとはするものの、要求された音を出すべく指揮者やコンマスに寄せに行くので、その点では弾き方もかなり変わります。

周りの人の動きにつられたりもするし、身体を動かして弾きたくても周囲が動かないから我慢することもあります。

勿論、オーケストラの中にも、自分を貫き通して一切寄せない方もいらっしゃいます。合わせられないとか合わせたくないとかではなくて、自分の音楽を守る感じでしょうか。※アンサンブルが出来ていることは大前提です。

何が正しいということもないので、色んな人がいてその音が混ざるのが、オーケストラの醍醐味かなと思います。

 

ご質問の内容とは異なりますが、

そんなこんなから考えると、、、

ソリストはオーケストラの音量に負けるわけにはいかないし、ソリストがいる曲の時のオーケストラは"弾いてるふり"並みに小さい音で弾く事もあるので、それはそれは弾き方が違うと思います(^_^;

 


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