先月10月のハーフターム中にスペインのセビリアに3泊4日で旅行に行ってきました。ニコニコ家では、毎秋、ヨーロッパ旅行に出掛けるのが恒例となっています。

セビリアは、オットも子供達にとっても初めて行く場所でしたが、私は大学の卒業旅行で、高校/大学時代のお友達と2人でバックパッカーでヨーロッパを周遊した時にセビリア市内に2泊したので、セビリアは思い出の場所。

またいつか行きたいなと思っていましたが、20数年経った今その時が巡ってきました。

ロンドンの我が家からGatwick空港まで電車で約1時間ちょっと。朝が苦手なオットなので我が家のフライトは、いつも午後便です。

セビリア空港から宿まではタクシーで20分ほどで着き、Air B&Bに着いたのが夕食の時間でした。

宿から徒歩5分のところにあるタパスバーへ。

観光客や地元の人たちでとっても賑わっていてテーブルが用意できるまで少しだけ待ちましたが、どのお料理も失敗なし。口コミ評価高めだけあり、初日から美味しいスパニッシュにありつけてみんなにっこりでした。

 

店名:Bar Dos de Mayo
住所:Pl. de la Gavidia, 6, 41002 Sevilla, Spain

翌朝は、スペイン人の定番朝食といわれているチュロスを求めて1904年創業のBar El Comercioへ。

(創業から100年以上の歴史を持つ老舗チュロス専門店)

創業時から同じ柱や机を使っているそうで、店内は独特な雰囲気のある素敵な空間でした。

 

席が空くのを待ちながら、チュロスができる工程も観ることができました。チュロスをチョコレートにディップして頂きました。朝から高カロリーでしたが、本場の食べ物を楽しむのも旅の醍醐味の一つですね。

 

店名:Bar El Comercio
住所:C. Lineros, 9, 41004 Sevilla, Spain

スペインと言えばフレッシュオレンジジュース。

しぼりたてのオレジューもオーダー。

オレンジの街路樹。

20数年前、街路樹なのにオレンジ色のオレンジの実がたくさんなっていることに感動したのを思い出しました。

私たちが到着する前日にセビリアでStormがあり、街中の木々が倒れ、大変なことになっていました。

私たちが乗った飛行機も、セビリアに到着できず、マラガに変更されると一度機内でアナウンスされましたが、運よくセビリア空港に無事に着陸することができました。

2日目、セビリアの町をゆっくり歩き、遅めのランチは、セビリアで一番古いバル1670年創業の老舗バルのEl Rinconcilloへ行きました。

使い込まれた木のカウンター、タイルやワインボトルが飾られた壁など、古きよき時代を感じさせる伝統的なセビリアの魅力が感じられる場所でした。

生ハムの王様といわれるJamón Ibéricoは、少し濃厚ですが、口の中で溶けて病み付きになりました。

 

店名:El Rinconcillo (エル・リンコンシージョ)
住所:c/Gerona 40, 41003 Sevillia

「メトロポール パラソル」は、世界最大級の木造建築物だそうです。長さ約150メートル、幅約70メートル、高さ約26メートルもあり、とても迫力がありました。
この建物は、ドイツの建築家ユルゲン・マイヤーによって設計され、2011年に完成しました。もともとはマーケット広場があった場所にあり、展望台にあるアンテナは、通信設備としても機能しているとのことです。
夜にはライトアップされるということで、昼間と夜2度訪れてみました。

この日の夕食は、事前に調べていたレストランが閉店中だった為、近くにあった雰囲気の良さそうなレストランへ。こちらも当たりのタパスバーでした。

ランチの時間帯が遅く、夕食前に宿(キッチン付き)に戻った時に、近くでケーキを買っておやつに食べてしまった為、みんな夕食はあまりお腹が空いていませんでしたが、美味しくて2度オーダーしたタパスもあっとほど美味しいタパスにありつくことができました。

 

店名:El Sardinero Tapería
住所:Plaza de San Lorenzo 15, 41002 Sevilla España

3日目の朝は、スペイン人の定番朝食のチュロスを求めてCafeteria Caunambuへ。こちらは事前調べのリスト外でしたが、何度か通りがかって良さそうだね、ということで。

前日に食べたチェロスとは違うタイプでしたが、子供達は嬉しそうにチョコレートソースをたっぷり付けて食べていました。

店名:Cafeteria Caunambu

住所:C. Sierpes, 10, Seville, Andalusia, Spain

この日は朝から真っ青な空

ゆっくり朝食を頂いた後は、観光へ

子供達に前日から懇願され続け、観光用の馬車で観光案内をしてもらうことにしました。パカパカと心地よい蹄の音を聴きながら、40分かけてセルビア市内を回ってもらいました。

お天気の良い日で、気持ちの良い風に吹かれ、セビリアの町を違う角度から眺めることができよい思い出ができました。

セビリアの大聖堂の周りは、世界中からきた観光客でにぎわってきました。

川沿いにそびえる黄金に輝く塔で、この塔は、夕日を浴びてまるで金色に輝くことから、「オロ・タワー(黄金の塔)」と呼ばれているそうです。

オロ・タワーは一般公開されていて、内部を見学することができました。海軍博物館があり、スペインの航海時代の歴史が学べました。輸送に使っていた機器や模型、海図などが展示されており、昔、スペインの航海の技術が発達していたかが分かりました。
オロ・タワーが建築されたのは、セビリアがイスラム圏に支配されていた13世紀ごろとのことで、当時は、河川を監視するための監視塔として利用されていたそうです。黄金の塔と呼ばれる由来としては、実際に黄金が使用されていたともいわれていて、近代の研究では建築資材に金が混じっていた証拠が出てきているとのことです。

観光をして、お腹が空いたところでランチタイム。

事前に調べていたタパスバーが激混みだった為断念し、お隣にあったそここそこ混んでおり、雰囲気の良さそうなタパスバーへ。このタパスバーも外れなしでみんなニッコリ。

このレストランでも、アンダルシア発祥のトマトの冷製スープsalmorejo(サルモレホ)を注文しました。トマトの冷静スープの上に、イベリコ豚とゆで卵、これは定番のようです。

セビリアはフラメンコの本場。本場でフラメンコを子供達に見せてあげたいと思い、フラメンコショーはイギリスにいる時から予約しておきました。

歌の女性男性1人ずつとギター1人、ダンサーは男性1人に女性2人のステージでした。

ショーの間は撮影禁止だったのが残念でしたが、最後に撮影できる時間が少しありました。

激しいステップに迫力ある歌声、それはそれは熱いステージで、圧倒された1時間のショーでした。

セビリア最後の夜に行ったタパスバーは、宿泊先から徒歩5分のBodega Palo Santo。

どれも美味しいタパスで、うなりながら完食しました。

とても感じの良いウェイターさんで、ヒロと同じスペイン名ということで、最後に一緒に写真を撮っていただきました。

 

店名:Bodega Palo Santo
住所:Pl. de la Gavidia, 5, 41002 Sevilla

翌朝は、宿の近くで朝食をとり、タクシーで空港に向かい、午後にはロンドンに戻りました。

 

良く食べ、良く歩き、今年の秋のヨーロッパ旅行も無事に行くことができました。

子供達が段々と大きくなってきたので、旅行も大分楽になりました。いつまで4人で家族旅行に出掛けることができるのかね、とオットと話しました。