観劇「ツダマンの世界」 | 人間って意外とたくましい

人間って意外とたくましい

心の病ってとても難しいけど、人間ってそんなに脆いものじゃないって思ってます。

木曜日に友達と舞台「ツダマンの世界」を観に行ってきました。

 

劇場は、渋谷のbunnkamuraシアターコクーンです。

 

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公式ホームページです。

 

 

松尾スズキさん、作、演出の大人計画の舞台です。

大人計画の舞台は本当に面白いです。

 

あらすじです(公式ホームページより)

小説家・津田万治つだまんじ(阿部サダヲ)家の女中・オシダホキ(江口のりこ)や、縁ある人々からの視点で振り返る、津田万治=ツダマンの半生。それは昭和初期から戦後にかけての物語。

生まれてすぐ母と離れ離れになり、義母に育てられた万治。十歳で父が他界すると、育ての母からいびられて何かと反省文を書かされたことが彼ののちの文章力につながっていく。万治の小説家人生はそこから始まった。

地味に小説を書き続ける中、中年にさしかかった頃、ようやく新作が文壇最高峰の月田川賞の候補作に。それを機に、賞の選考委員でもある万治の幼なじみ、大名狂児だいなきょうじ(皆川猿時)が薦める戦争未亡人のかず(吉田羊)と結婚することとなる。だが万治には、劇団の女優にしてカフェで歌も歌う神林房枝かんばやしふさえ(笠松はる)という愛人がいた。また、数との結婚話が進む中、弟子になりたいとやってきたのが佐賀の豪商の三男坊、長谷川葉蔵ようぞう(間宮祥太朗)で、彼のそばには常に世話係で番頭の強張一三つよばりいちぞう(村杉蝉之介)の姿もある。

やがて大名に続き、万治のもとにも徴用令状が。戦地へと向かうことで人間関係は微妙に変貌し始め、そこに葉蔵と関係を持とうとする謎の文学少女、兼持栄恵けんもちさかえ(見上愛)なども現れ、万治と数と葉蔵を取り巻く人間たちの愛憎関係は、さらに複雑に絡み合っていく……。

 

感想です。

戦争を舞台にした結構深刻なあらすじなのですが、いたるところで笑わせる場面がちりばめられていて、本当に可笑しかったです。

さすが松尾スズキさんという感じです。

阿部サダヲさんは、本当に芸達者というか、大人計画の舞台には彼しかいないという圧倒的な存在感です。すごく上手いです。

間宮祥太朗さんの舞台は初めてみましたが、とても好きな役者さんです。難しい役柄をうまく演じていました。

江口のりこさんはストーリーテイラーになっていました。ひょうひょうと演じる姿は美しさを感じました。

吉田羊さんの舞台も初めてみましたが、舞台映えする女優さんだなと思いました。ちょっとはかなげな女性を上手く演じていました。

美しかったです。皆川猿時さんも大人計画の舞台には欠かせない役者さんですね。舞台の要所要所を引き締めていました。

 

大人計画の舞台は新感線と並んで、とっても可笑しくとっても華やかでちょっとほろりとさせる、大好きな舞台です。

今回も期待通りの面白さでした。

休憩をはさんで3時間半の舞台でしたが、長さを感じさせませんでした。俳優さんたち、見事でした。

今回、前から5列目という良い席で、俳優さん達の顔を近くで拝めることができました。間宮祥太朗さん、美しかったです。

 

感想は以上です。舞台はいいですね。

次は1月か2月頃、何か観に行こうと思ってますニコニコ