昨年の話ですが、久々に気になった本があったので読んでみました。タイトルにある「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」です。
発売から2年ほど経過している本ですが、今でも人気があるみたいです。
この本では、
ダイ・ウィズ・ゼロ=お金をゼロにして死にましょう
死ぬまでにお金を使い切れ、ということを主張。
人生で最も大切なことは、思い出を作ることである。思い出を作るためには、経験をする必要がある。
経験をするために、お金を出すのを惜しむべきではない。経験は、若い時にするほど多くの思い出を残すことができる。将来に備えて、お金を使うのを先送りするほど、経験をする機会が減ってしまう。
そして、多くの人が経験にお金を使うことを惜しみ、死ぬときに一番金持ちになっている。死ぬときには資産をゼロ(お金を全部使いきって)で死ぬべきである。
全て書くと長くなるので、印象に残っている内容を、箇条書きにします。
・死ぬときに一番金持ちになっている人が多すぎる。
・死ぬ時までに使い切れないほどの金を貯蓄をしても、それはムダ金である。
・20歳の時に使える100万円と、80歳の時に使える100万円の価値は同じではない。
・人生の最大の目的は、思い出づくりである。
・資産を意識的に切り崩す時期を意識し、その年齢になったら資産を切り崩し始めろ。
・人は年を取ると、お金から価値を引き出す能力が下がる。
・資産を切り崩す年齢は、45歳~60歳ころが適切である。
自分はリタイア前のコスパ重視人生から、リタイア後は積極的に消費する人生にシフトしようと考えていましたが、まだ全然だなと思いました。
これいいなと思っていたものでも値段を見て、コスパ悪いと感じたら買わないし、多くの機会損失をして来たと言われればその通りだと思います。
勤め人を卒業してからも資産は右肩上がりです。資産はどこかで右肩下がりにしなければならないし、それは45歳~60歳ころが適切であると書かれています。
自分はもう還暦でもうすぐ61歳です。この本のとおりに何とか少しずつ「浪費」に慣れて人生をより良く変えなければと思った次第です。
ただし、「浪費」って決して無駄遣いではないです。ビビット感じたものに従ってまず経験してみたら、無駄なものもあるかもしれませんが、何かしら得るものがあるはずです。一生の宝物や思い出になるかも知れません。
ということでこの本を読んで数ヵ月、ウヤムヤにせず積極的に消費しようと思っているのですが、自分にはもう物欲はないし、あるのは食と旅行だけです。
俗にいう浪費家の人って一体何にお金使ってるのでしょうか?思い浮かぶのは車・ブランド品・風俗通い・愛人くらいです。
車は会社の経費で計上していますし、ほかのものは、どれも生活の延長線上にはないです。コスパ重視よりも浪費の方が遥かに難しいですね。
今後はまず個人の資産から取り崩し、可能な限り浪費を行い、4年後には会社も清算し残された金融資産を取り崩し「DIE WITH ZERO」を実践したいと思っています。
気が向けば個人の資産の取り崩し方について書いてみます。