少女は茫然と部屋の真ん中で座り込んでいました。
ずっと、ずっと考えてました。

生きるとは何か
死ぬとは何か

生きるために物理的なものは必要
まずは体を動かす為に食糧が必要
食料を手に入れるためにお金が必要
お金を稼ぐために仕事が必要
これだけでも大変です。

仕事をしていくためには人とのコミュニケーションをとることが必要
でも少女は人を信用できません。
コミュニケーションひとつとるとしても言葉を交わすのに勇気が要ります。
少女は悩みました。

そんな少女は自分なんてここにいてもいいのだろうかと。
仕事をしなければ生きていけないのに
生きる事を辞めてもみようかと考えた時もありました。

でもそれは違うという考えに落ち着きました。
人を少しずつでもいいから信用しようと思うこと
死を目の当たりにした少女は十分に残された人の悲しみは知っています。
だから生きようと思うこと。わずかながらにきっと少女自身が消えていなくなって悲しむ人がいる事を信じて。
そして、ただ生きる事は仕事をすることではない。自分らしくいることだということ。

ただ少女はまっすぐと自分自身を信じ、自分らしくいる事を決めました。
自分らしくいる事が自分を強くしていく道しるべになるであろうということ。

だから少女は生きている。



12.7/25 奏乃



お久しぶりです。
最近は落ち込んでばっかりで、どうしようもない日々を過ごしてました。
こんな自分を好きになれませんね。自分を好きになって可愛がってあげなければ。
そんなこんなで今回のプチ小説は私に似ているような、似てないような少女のお話です。
生きるって難しくて、でも少し考え方を変えると難しいものも少し簡単になったりするものだと思います。

少しでも私も自分らしく生きれるようにしたいです。

それでは皆様おやすみなさい。