市松模様の向こうに日本のデザインが見える! | Senseful Design

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センスのいいデザインってどんなデザインなのだろう

「カッコいいデザイン」=「センスのいいデザイン」とは限らない

'Simple is best' なデザインだからって、センスの悪いデザインもあるだろう

そんな答のないSenseful Designを見つけに行きましょう!

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 ------- Senseful Visual Art 3×3 -------

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さあいよいよ東京で

オリンピック・パラリンピックが

始まります〜

 

といっても

ギリギリまでハプニングや

トラブルが絶えないのは

ちょっと不安な幕開けと

なりそうですが

 

ここはひとつ気分を変えて

オリンピックの

歴代の象徴するマークの

エンブレムでも眺めながら

各国のデザインを見ていきましょう

 

 

オリンピックという

同じスポーツの祭典でありながら

国やその時代によって

全く違うデザインに驚きます

 

ここでは1988年のソウルオリンピックから

順番に東京まで9つのエンブレムを

並べてみました

 

こう見てみると

やっぱり日本のデザインは

なんかカチッとしていて

真面目なお国柄が出ています

 

ちなみにこのオリンピックエンブレムは

五輪マークを含んだデザインのことで

多くは5色の五輪マークを使っていますが

中には五つの輪を単色で

使用しているエンブレムもあります

 

それにしてもTOKYO以外の

それぞれのオリンピックエンブレムは

いかにもスポーツの祭典という

躍動感のあるデザインです

 

色もとりどりで

賑やかです

 

それに引き換え

東京2020のエンブレムは

地味ですねえ

 

藍色一色ですから

 

でもその日本の伝統色は

「粋」な日本らしさであり

デザインに使用した

市松模様の繋がりあう様は

日本人には大切な言葉

「絆」と見てとれます

 

この市松模様の各パーツは

3種類の四角形でできているんですが

なんとそれぞれの対角線の長さは

同じサイズなんです

 

そしてその四角形45個の組み合わせは

それをさらに組み替えることで

パラリンピックのエンブレムに

なってしまうという

分け隔てのない平等をも

デザインに取り入れていたのです

 

あとドーナツのような綺麗な輪で

デザインされているので

企業のロゴマークのような印象を

持ってしまうのですが

 

実は左右対称ではなく

時計の12時から4時までのパーツを

120度毎に反復したデザインなんです

 

つまり線対称じゃなかったということです

 

人の顔も一見線対称のようですが

パーツとしては左右対称でも

大きさや形や位置を比べれば

線対称じゃないですからねえ

 

いやいや

この地味に見える

東京2020のエンブレムも

まだまだ奥深く

デザインの隠されたこだわりが

ありそうですね〜(o^^o)

 

 

Olympic emblem(1988〜2020)    by Asao Tokoro(Tokyo2020 emblem)

 

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