喋り上手も、捨て上手~「なるほどそうだよなぁ」と頷いた講談師さんの話し方。 | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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昨日の続きといえば続き、かも。

ネタの出元は全然違うのに引っ付いたのは、
一昨日聞いてきた講談師さんの話(し方)。


(I様、お写真お借りしました。m(^ ^)m

 [モザイク処理しております。]

 

 開始3分前滑り込みの原因は、

 (会場の場所を)間違って反対方向に

 歩いていたこと。汗方向オンチっす。(^^;)


今日も“根っこを掘り出す”堀美和子のブログに
お越しくださり、ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!






一昨日の勤労感謝の日、
1年9カ月ぶりに再開された「講談セミナー」に
行ってきたんです。


「セミナー」という名のとおり、
普通の講談会ではありません。

このチラシを見て頂ければ分かるとおり、
講談と解説が一体となったもの。




「続き読み講談★のこし隊」という
任意団体さんが主催され、

ただ講談を聞くだけでなく、
その歴史や意義、
上方と東京の伝統文化の差まで、
広く知り学ぼうという、
ええ年こいた大人のゼミみたいなもんです。(^_^)v



主催者さんと講談師さんの掛け合い(?)
で進んだ「解説」の部分で、

講談師さんってやっぱ
「語るプロ」だなぁ~と。
(*゚ー゚)( 。_。)
 

 


聞き手を惹き付けて離さないその妙は、
まさに昨日のブログの

「書き上手とは捨て上手」の
「書き」の部分を「話し」に置き換えたよう。


  



講談とは基本、長いお話しを連日読む
「続き読み」です。

「どれだけ続き読めるのか(長いのか?)」
の解説に、旭堂南海さんはまず、


「『太閤記』は300日かかったらしい」と。

(300日とはほぼ一年!?すっげぇ。。。(・o・))

 



更に「300日」の説明に、
あれがあってこれがこうしてだから300日、
とは言わず、


「元旦に秀吉がオギャーと生まれ、
 大晦日にこの世を去る」と。


 

     +




なんて短いビックリマークなんて分かりやすいひらめき電球(笑)


言葉を切ったおかげで逆に
「とんでもない長編だ」ということが、
強く印象づけられました。





また講談が時代により、
オリジナルの台本(?)から変わっていくのを、

「最初はペラペラ(なページ数)でも、
 改編が加わって、

 (手で辞書くらいの厚みを示して)
 こ~んなに分厚くなりました」

と、ページ数ではなく、
想像しやすいジェスチャーで。






また、一門を率い、
演芸小屋の席亭からその場を任される
“真打ち”の役割を

あの流行りのアニメになぞらえて、
「柱」と。


※講談の場合“後座”と呼ばれるそうです。


(『鬼滅の刃』の聖地「宝満宮 竈門神社」)




①相手にパッと伝わる言葉

 (単語)を即座に選び、
 余計なことは言わない。


②聞く人の脳内に染み通る時間を
 もうけ(=余韻を置く)、

③頃合いと皆の表情を見て、
 必要ならまた最小限で言葉をつなぐ。




くどくどしい説明がないからこそ、
ズバッと突き通る。


やっぱり講談を聞きに行くのは、
勉強になります!!

 

ビジネスパーソンなら必須かも~。上差し



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