知ら(れて)ない=“伸びしろ”があるってことじゃね? | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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人間心理からストーリーマーケティング、新聞記者の経験もプラスして、あなたのビジネスを応援します。

「全部読めたらめっちゃスゴイ!
 大阪の難読地名クイズ

現在大阪市民であり、
大阪府内で生まれた私は、
一応全部読めました。(^-^;

あなたはいかがでしたかはてなマーク


(一位の「放出/はなてん」駅。)



こういう難読地名は大阪だけでなく
全国津々浦々にありますよね。

(クイズ番組で「全国難読地名選手権!」
 なんてあったら面白いかも。(^^ゞ)


難読地名は全国にあれど、
ここ大阪(を含む関西一円)で生まれ、
一般語になった“難読語”があるんです。チョキ


今日も“根っこを掘り出す”堀美和子のブログに
お越しくださり、ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!
 

 






その“難読語”はこちら。
    下矢印
「上方芸能」
「上方文化」



あなたはなんと読みますか?

 



(ここもその一つ。)
 

 


(昨秋にはこんな巨大マスクが登場。)



関西在住で、いわゆる“いい年”の方なら
「上方」=「かみがた」
お読みになったのではないでしょうか。


しかし、たとえ関西に住んでいても、
大学生になると正答率はグッと下がり、


「じょうほう」が8割、
「うわかた」が1割強で、


「かみがた」と正しく答えたのは、
約300人中わずか20人だけだったそうです。


※出典
 大阪日日新聞の連載「こころの森」10/22の回。
 上方芸能研究者の古川綾子氏が、
 大学1年生約300人にアンケートを行って。



この結果を見た時は
うっそーー??と思ったもんです。


それほど“知られてない”の?って。(;'∀')





こら大変や!と思う一方、
古川氏が、

「(若い人たちが上方という語に対して)
 『古くさい』『ローカル色が濃い』
 といった先入観は少なくとも抱いていないと、
 プラスに考えるようになった」


と書かれていたことに、
救われたというか頷いたというか。。。
グッ




モロに「昭和」を掲げた「西武園ゆうえんち」が
コロナ禍でのオープンにも関わらず活況を呈し、


(西武園ゆうえんちのエントランス Wikipediaより)


「昭和」の喫茶店や、
そこで出されるクリームソーダや
固いプリンやホットケーキが

「エモい」と「映え人気」を博しているように、


(大阪駅にあった看板)


これまでの「古い」が
文字通りの意味でなくなってる。




「古い」を知らない人にとって、
それは=(イコール)「新しい」。

 


25年前に生まれた「たまごっち」だって
リニューアルしてます。




知らない人にとって

「昭和」は「エモい」。

知ってる人にとっても「昭和」は、
“盛り上がれる”コンテンツ。





少し前の日経MJに、
ある地方の薬屋さんが
江戸時代に建てられたであろう

古い店構えのまんま、今も営業している、
と書かれていました。

その訳は、
「薬屋にとって、古さは信頼なのだ」と。

代々その地の人々の健康を守ってきた証が
古い店舗に他ならないのだと。

 

 


(奈良県吉野にも古い店構えの薬屋さんがあります。)



そんなことを考えると、
「古い」≠(都合が)悪い
ではないということに思い至ります。




「上方」も、知られていないからこそ
伸びしろがある。

「古さ」も、知られていない何かが
あるからこそ、これだけ“伸び”ている。




おやおや、「古い」「知られてない」が
全く別の顔を持って立ち現れましたね。(^_^)v


 


(モノクロ写真やフィルムカメラが
 人気を盛り返しているのもそういう理由かも。)



「古いからダメなのではない」。

あなたのビジネスのヒントにもなるかも・・・音譜


これからもあまり知られてないアセアセ
古い「上方芸能」の一つ「講談」を
せっせと宣伝したいと思います。

 

(結局そこかいっ!(笑))




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