発達障害のお子さんは公式などを覚えることが苦手であったり、
一生懸命覚えても、どの公式をいつ使うのかといった
判断が難しいということがあります
特に中学生になると計算は複雑化し、覚える公式の量も
一気に増加します
今回はそんな公式や複雑な計算に躓いてしまったCくん(中3)への
指導の様子をご紹介します!
ポイント
Cくんは計算問題に苦手意識があり、
手順が複雑になればなるほどミスが増えてしまっていましいた。
特に最近学習した因数分解やその展開の範囲は、
公式を覚えていれば簡単に解けるものも多いですが、
Cくんにとってはその公式を覚えることが難しく、
覚えたとしても、今度はいつその公式を使えばいいのかが
分からなくなってしまい、正しく活用することができていませんでした
そこで、指導の際には、多くの公式を覚えさせるのではなく、
幅広く活用できる基本的な考え方だけを指導し、
時間はかかっても、確実に自分のできる方法で計算を進めていけるよう指導しました
また、授業内で繰り返し手順の確認を行うことで定着を促しました。
この方法をとることで、計算に時間はかかってしまいますが、
問題に迷いなく取り組むことができ、解ける問題が格段に増えて、
結果としてテストの点数を上げることにもつながりました!!
コーチング1では、このように、出来ないことを押し付けるのではなく、
できるところや取り組みやすいところからできる範囲を広げるように
指導を行なっていきます