勉強が嫌いなお子さんの多くは、少しでも楽に
勉強を進めるため、”問題の解き方”をパターンごとに
覚えようとします。
しかし、パターンを覚えるだけでは、理解にはつながらず、
書き方が変わるとまたわからなくなってしまいます
今回はそんなCさんの指導の様子をご紹介します。
ポイント
今回の授業では、面積の範囲の学習を行いました。
最初のシンプルな長方形や正方形の面積は問題なく求めることができまし
一部が欠けている図形の問題になると、
ヒントとして、「いくつかに分けるといいよ」と話したところ、
「それは知っているけど、どこで切ったらいいのかわからない」
と話してくれました。Cさんは学校の授業で図形に線を引いて
いくつかに分けて考える方法を教えてもらっていましたが、
「何のために」「どこで」
どのように区切ればいいのかを自分で判断することができなかったのです
そこで、「凸凹のない形にするため」に、「凸凹しているところを切り取るように」
線を引くようアドバスし、線を引く前に①どこが凸凹しているか、
②凸凹がなくなるようにするにはどこに線を引けばいいかを
確認しながら問題に取り組んでもらいました
図形を分ける考え方がわかったことで、
Cさんはすぐに一人で問題を解けるようになり、
最後には「図形たのしい!」と言ってもらうこともできました