今回は、知的障害の傾向がある小学5年生の算数の授業をご紹介します。
ポイント
Kくんは、言語理解/知覚推理/ワーキングメモリー/処理速度のうち、特に知覚推理が低く、漢字の読み書きから、図形や絵の理解、問題文から必要な情報をみつける力が特に苦手です。
今回は、「グレーゾーンの子どもに対応した算数ワーク 初級編1」の20までのかずをやっていきました。
これまでの授業では、1~9までのたしざんとひきざんを扱っていたので、指を使って問題を解いていました。
しかし、10以上のかずになると、指を使って数えるのは大変です。
そのため、10以上のかずの計算は、いままでとやり方を変えて計算をしなければなりません。
ここに10~20までのすうじがあります。
10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20
まずは、10~20のすうじを、10+○として考えます。
たとえば、
10と1で11
10と2で12
10と3で13
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このように考えることによって、
10、11、12、13…と数が増えても、10の固まりで考えるので、計算を楽にすることができます!