2025年1月28日

暑い日の縫い物と晩ご飯

昨日は、午前中は曇りがちで雨が降ったりもして気温が大して上がらず、もしかしたら暑くならないのかもしれないと期待したんですが、午後になって晴れてからは暑い北風も吹き始め、気温は41度まで上がりました。

扇風機だけでしのぐのは大変な暑さです。

そんな暑い日に、うちの娘が帰って来ました。

娘が住んでいる地域が停電になっていたせいで、しなくてはいけないことが出来ないと言って帰って来たんです。来月から勤務が始まる仕事関係のことで、コンピューターとインターネットが必要だったそうです。

その仕事が終わった後、娘がしたかったのは、

雑巾作り!

友人にもらったという擦り切れたジャージ生地の古いベッドシーツを切って、雑巾を作ると言うんです。

娘はダイニングルームの床にシーツを広げて切っていましたが、急にその部屋が暑くなりました。室温の上がり方が異常だと思って娘の座っているところを見たら、後ろの窓が開いていました。

「ちょっと!なんでそこの窓開けてんの?」

娘は慌てて窓を締めましたけど、開いていたところから熱気が入ってしまって、ダイニングルームはひどい暑さになっていました。

その暑くなったダイニングルームでシーツを切り終えた娘は、今度はミシンで雑巾を縫うわけですが、最後にミシンを使ってから10数年が経っていましたので、使い方を教えなくてはいけませんでした。

使い方を教える前に、ミシンを持って来て、延長コードを繋いで、テーブルにセットしなくてはいけません。暑くてちょっと動くと汗が出るような部屋でそういうことをしたくなかったんですけど、娘の頼みだから頑張るしかありません。

コードを繋いで準備して、糸をセットして、試し縫いをしたら布が食い込んでミシンが動かなくなりました。ミシンが壊れたんじゃあなくて、糸の通し方にミスがあったことが分かったのでホッとしましたけど。私は目が悪いので糸がちゃんと見えないんです。

試し縫いをして糸調整をし、使い方を教えている頃には汗が滴っていましたよ。

途中で糸が抜けたとか、糸が無くなったとか、その都度手伝わなければいけません。気温が40度を超えている日に、エアコンのない部屋で縫い物をするのは大変です。


娘が「晩ご飯は何にするの?」と聞くので、「寿司ライスボウル」だと教えたら「食べて帰る」と言いましたので、準備していた物の量を増やして4人分作りました。


暑い日のワンパターン晩ご飯です。いつも同じで申し訳ないですけどね、これなら暑くてもラクに作れるし美味しいし栄養もあるから、これでいいんですよ。

昨夜は、娘の分を余分に作ったので、スモークサーモンの1人分の量が減りました。枝豆は、ツナマヨとネギと一緒に混ぜました。

久しぶりに家族4人が集まって「寿司ライスボウル」を食べながら、娘が言いました。

「これ美味しいわあ!」
「ワンパターンなのよ、暑い日はいつもこれ」
「お父さん達ねえ、自分達がラッキーだって分かってる?こういう美味しいものを毎日作ってもらえるのって本当にラッキーなのよ!」

夫も息子も何も言いませんでしたけど、夫は前日の晩ご飯の野菜炒めに入っていたナスが美味しかったという話を始めました。

そんなこと、食べた時には一言も言わなかったのに。夫は「ご馳走さま」も言わなかったんですよ。私は野菜炒めが気に入らなかったのかと思ったけど、あれに入っていたナスが気に入っていたとは知らなかったわ。

美味しいと思ったら、そう言ってくれたらいいのに。

うちの夫や息子にとっては、毎日決まった時間に食事が提供されるっていうのは、まるで空気を吸っているのと同じくらいに当たり前になっているんだろうと思います。

このありがた味は、全部自分でしなくちゃあいけない状況にならないと分からないでしょう。料理そのもの以外に、食材を買いに行ったり献立を考えたり洗い物をしたり掃除をしたり、いろいろすることはあります。

家事なんてほとんど何もしないうちの夫は、目も見えなくなって来ていますし、晩ご飯を自分で作らなくちゃあいけなくなったらどうするんですかね。毎日「肉を焼いたのと冷凍ミックスベジタブルをチンしたの」になるかもしれないな。


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