WITH…蘭珠館滞在記録 第八話 | TVXQ蘭珠館…その扉を開けたなら…

TVXQ蘭珠館…その扉を開けたなら…

さあ愛でなさい。
ホミン信者の思いをギュッと詰め込んだ館です。

いらっしゃいませ、TVXQ蘭珠館へようこそ。

 

梅雨…どこいった???

 

仙台はもう少し晴れの日が続くみたいですが、

間もなく不快な湿度の高い日がやって来るんだなと思うと、ある種の覚悟が必要となりますね。

爽やかな今を有効に使いたいものです。

 

 

さぁそれでは早速、万年湿度の高い夫婦のその後を追ってみましょう。

半地下の二人は無事でしょうか???

 

 

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蘭珠館、開館いたします。

 

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

ドSなのは俺の嫁だけでは無かった…

 

何もこんな時に…生身の男の事情が起動しかけている非常事態時に、

わざわざチャンミンを近づけなくても…アセアセ

 

俺は精一杯の抗議のつもりで、彼女をたしなめるように首をかしげた。

しかし彼女の答えは…『で??』と眉を上げるにとどまり、俺の事情云々などお構いなしだ。

 

最悪だ…

 

床に張った聖水がわずかに音を立てて、チャンミンの登場を知らせた。

 

 

『今日は特別に、自宅に戻られても実践できるよう施術を伝授いたします。』

 

やっぱり…この流れは想像通りだった。!!

 

彼女はチャンミンの横にぴったりと寄り添い、しかし右手はまだ俺の太ももにあてがっている。

傍観者でいるはずが、無茶ぶりの餌食になろうとしていると気がついたチャンミンも、

ここまで来てしまっては今更逃げられない。

 

『チャンミンさん、ベッドに乗ってください。』

 

え!?と驚きながらにも、俺の両足をまたぐ形で膝をつくチャンミンの姿は、

見慣れているいつもの表情とは違い、どこかはかなく…少年のように映っている。

 

『リンパマッサージは、疲労の回復だけではなく、

衰えた機能もよみがえらせてくれる、嬉しい効果があるんです。

是非覚えて行ってくださいね。』

 

初めて彼女の口元に笑みがこぼれた。

まだ、かろうじて整えられている俺のローブを割ってよじ登ってくる、チャンミンの少し冷たい手の感触が、

いつもの慣れたプロセスとは違って、遠慮がちで新鮮だった。

その一部始終をチェックする彼女は、迷い無く核心に触れるようチャンミンを誘導する。

 

 

『このラインに親指を沿えて…

もう少し大きく円を描きましょう。』

 

『…こう…ですか?』

 

『そうです。

徐々に内側に向かって…リンパ液を流すイメージで…

お上手ですよ、チャンミンさん。』

 

 

褒められて気をよくしたのか、ぎこちなく硬い動きだったチャンミンの指使いが、

しなやかに…なめらかに滑り出した。

俺の上で小刻みに上下する小悪魔は、されるがままの俺の変化を楽しむ余裕すら見えている。

 

余計なことは考えるな。

そう言い聞かせても迫り来る期待感はどうにも避けられそうにない。

その時だった。

遊び心が芽生えたチャンミンの、オリジナルの動きが加わった。

 

『んん…』

 

俺は不覚にも体をよじり、声を漏らしていた。

これは明らかに癒やしと言うより拷問だった。

 

今度こそまずい!!

始まりの金が鳴りそう!!

 

そんな俺の体の変化に気づかぬチャンミンではない。

慌てて手の動きを止め、ローブを正して苦笑い。

さすがに俺も起き上がり、中断を訴え出た。

 

 

『それでは20分ほど休憩して、次は上半身をほぐしていきましょう。

体が冷えないように、準備してお待ちください。』

 

 

救いの神が降りてきた。

この20分の意味をどう解釈するも、俺たちの自由だ。

 

半地下の主は奥へと退室せず、

わかりやすく地上に抜ける階段を上り、姿を消した。

 

その横顔は勝ち誇っていた。

 

 

 

 

『チャンミン…俺…』

 

『あっという間に墜ちましたね。

言い訳は後で聞きます。』

 

乱暴に押し倒される幸せ…

マッサージでは解消される事の無い欲望にピリオドを打つには、

やはりこの方法しかないのだ。

 

 

ランタマジルシ

 

 

ベッドがきしむたびに、チャンミンの前髪も揺れる。

俺の蓄積された煩悩を一つ一つ確認するように、取り出して溶かして流して行くテクニック。

どうにでもしてくれと逆に力を抜く俺の傍らで、益々激しさを増すチャンミンの煩悩は、

まだ見返りを求めず耐えている。

 

可愛い…

 

ローブが聖水に吸い込まれて行こうが、花火の火の粉がシーツに焦げ目をつけようが、

今の俺たちにはどうでも良いことだった。

 

疲労回復の施術効果は、やはり新たな疲労で試すしか無い。

 

今日何度目の打ち上げだろう。

 

何度目だろうがこの体が砕けるまで…何度でも…

 

 

『20分じゃ足りないかも!』

 

『大丈夫…20分じゃ戻ってきませんって。』

 

 

その根拠の無い予測は見事に外れた。

 

まだ残り火のくすぶる中行われた集中施術は、

時にチャンミンが下になり、ゆのチャミミさんが二人まとめて骨抜きにし、

爆発寸前でやっと解放となった。

 

さぁここからはチャンミン、お前が打ち上げろ。

とことん付き合うよ…

 

少し辛い、でも大きな幸福感を得られた半地下での時間は、

もうかれこれ2時間を迎えようとしている。

 

 

続く

 

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

 

マッサージとは、罪深いものですね…

どうしたってそこへたどり着く様に仕向けられてますものラブラブ

 

あのずぶ濡れのローブは、どうなったのでしょう?

半地下の主が現れたとき、二人は何をまとっていたのでしょう??

 

気になると眠れなくなりそうです😃

 

 

それでは蘭珠館、閉館のお時間となりました。

 

またのお越しをお待ちいたしております。

 

お出口ご案内は…

 

 

 

 

夫がウナギエキス入りのおにぎりで、次の打ち上げの準備に入りました。

事が終了するまで、もうしばらくお待ちください。

 

 

 

 

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