中村文則「カード師」読了。
分厚かったけど、最初から最後まで面白かった。
あとがきにもあったけど、ラストのコロナ関係は
偶然にしてはできすぎてますね。
占いを扱う本作にハマってるな、と考えて
その感想が非常に不謹慎だとも思いました。
作中で英子氏が似たようなことを言ってたな。
賭博場Rでのポーカー勝負が印象的でした。
ピンチに次ぐピンチといった感じで。
あと、物理学などの科学蘊蓄と、オカルトの蘊蓄が共存するあたりは
さすがだなと思った。
中村文則節って感じ。
「教団X」が一番好きだけど、本作はそれに次ぐくらいに面白かったです。
もう文章が全部面白いんだよな。
無敵。