2021年12月06日
長野県内スキー場、誘客に向けて攻勢
先月末からの纏まった雪で長野県内のスキー場は一気にオープンしているところが増えました。
今シーズンこそはと言うスキー場も多いと思います。
白馬村などの長野県内スキー場各社が今季、観光需要の反動増をにらんで攻勢に出ようとしている。
アウトドア人気の高まりや、早期のまとまった降雪など好条件がそろい、約30年続く長期低迷から抜け出す好機とみる関係者もいる。
ただ、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が世界で広がりを見せ、風向きはまた変化。
国や県の支援策をてこに国内客の需要を掘り起こし、定着させられるかが、今後に向けた鍵を握る。
11月29日、白馬村のエイブル白馬五竜スキー場。
晴天の下、まばらながら個人客がスキーやスノーボードを楽しんでいた。
駐車場には近隣県のナンバーの自動車が並ぶ。
村のスキー場が11月中に開業するのは4年ぶり。
温暖化で年々少雪の懸念が強まっているが、今年は寒気の影響で雪が降り、2020年度より20日早い25日に営業を始めた。
「ひとまず幸先よくスタートを切れた」。
運営する五竜の会長は安堵の息をつく。
同スキー場の20年度の利用者数は、隣接するHakuba47と合わせ24万8千人。
コロナ禍前の19年度と比べ48・7%減少した。
スキーブームに沸いた1990年代前半以降、利用者数は長期の減少傾向にあるが、これほど急激な減少は経験がない。
全体の2割強を占めていた訪日客が「蒸発」し、国内客の入り込みも鈍った。
県観光部は今季、リフト券の料金の半額補助や、従業員向けの抗原検査費の補助など、スキー場支援に計5億4100万円の予算を確保。
白馬村も、6920万円の予算でキャッシュレス決済を利用した誘客策を独自に打ち出す。
県索道事業者協議会の会長を務める五竜の会長は、こうした支援策を行政に働き掛けてきた。
自社でもレンタルのスキー板やウエアの更新、従業員の接客向上に取り組んでいるが、ここへ来てオミクロン株の懸念が浮上。
会長は「水を差される思いで、心配している」としつつ、「お客さんを満足させ、来季につなげる」と意気込む。
白馬村など県内外8スキー場を展開する日本スキー場開発は今季、小学生以下を対象にした「NSDキッズプログラム」を初めて企画。
提携先を含む7スキー場のリフト券を無料にするなど、資金力を生かした誘客策を打つ。
ポイントは、スキーやボードをやらない「ノンスキーヤー」の開拓だ。
傘下の鹿島槍スキー場では、今月18日の開業に合わせ「ポケモン」を活用した新施設「ポケモンスノーアドベンチャー」を開業する。
こうした工夫で、必ずしもスキーやボードをやらない若い世代をスキー場に引き込む戦略だ。
NSDは近年、春から秋のグリーンシーズン向けの投資を続け、実際に冬季を上回る集客を実現する傘下のスキー場も出てきた。
先を進むのは岩岳リゾートだ。
18年10月に設けた展望エリアが火付け役となり、19年にグリーン期の集客数が冬季を逆転。
今年のグリーン期は過去最高だった。
岩岳リゾートの課題は冬季の集客減に歯止めをかけ、巻き返すこと。
17日オープン予定の今季は、ノンスキーヤー向けエリアをさらに広げ、「キャンプの延長線上にあるような体験を雪上で演出したい」とする。
同社は、割引のキッズプログラムにはあえて加わらなかった。
社長が競合と位置付けるのは県内外のスキー場ではなく、大都市圏にある有名レジャー施設など。
「魅力を高め、スキー場で気分良く遊んでもらえる工夫を重ねていく。コロナ禍をしっかり耐える」と話す。
早いオープンは出来たものの、そのあとの降雪が来ないのが辛いところです。
明日は雨模様なので、せっかくの雪が減ってしまうのが心配です。
早く次の寒波が来てくれないと、せっかくの誘客策も結果を出すのが厳しくなってしまいますね。
【ソース】
長野県内スキー場 反転攻勢の冬 30年続く利用減に新型コロナが追い打ち
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今シーズンこそはと言うスキー場も多いと思います。
白馬村などの長野県内スキー場各社が今季、観光需要の反動増をにらんで攻勢に出ようとしている。
アウトドア人気の高まりや、早期のまとまった降雪など好条件がそろい、約30年続く長期低迷から抜け出す好機とみる関係者もいる。
ただ、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が世界で広がりを見せ、風向きはまた変化。
国や県の支援策をてこに国内客の需要を掘り起こし、定着させられるかが、今後に向けた鍵を握る。
11月29日、白馬村のエイブル白馬五竜スキー場。
晴天の下、まばらながら個人客がスキーやスノーボードを楽しんでいた。
駐車場には近隣県のナンバーの自動車が並ぶ。
村のスキー場が11月中に開業するのは4年ぶり。
温暖化で年々少雪の懸念が強まっているが、今年は寒気の影響で雪が降り、2020年度より20日早い25日に営業を始めた。
「ひとまず幸先よくスタートを切れた」。
運営する五竜の会長は安堵の息をつく。
同スキー場の20年度の利用者数は、隣接するHakuba47と合わせ24万8千人。
コロナ禍前の19年度と比べ48・7%減少した。
スキーブームに沸いた1990年代前半以降、利用者数は長期の減少傾向にあるが、これほど急激な減少は経験がない。
全体の2割強を占めていた訪日客が「蒸発」し、国内客の入り込みも鈍った。
県観光部は今季、リフト券の料金の半額補助や、従業員向けの抗原検査費の補助など、スキー場支援に計5億4100万円の予算を確保。
白馬村も、6920万円の予算でキャッシュレス決済を利用した誘客策を独自に打ち出す。
県索道事業者協議会の会長を務める五竜の会長は、こうした支援策を行政に働き掛けてきた。
自社でもレンタルのスキー板やウエアの更新、従業員の接客向上に取り組んでいるが、ここへ来てオミクロン株の懸念が浮上。
会長は「水を差される思いで、心配している」としつつ、「お客さんを満足させ、来季につなげる」と意気込む。
白馬村など県内外8スキー場を展開する日本スキー場開発は今季、小学生以下を対象にした「NSDキッズプログラム」を初めて企画。
提携先を含む7スキー場のリフト券を無料にするなど、資金力を生かした誘客策を打つ。
ポイントは、スキーやボードをやらない「ノンスキーヤー」の開拓だ。
傘下の鹿島槍スキー場では、今月18日の開業に合わせ「ポケモン」を活用した新施設「ポケモンスノーアドベンチャー」を開業する。
こうした工夫で、必ずしもスキーやボードをやらない若い世代をスキー場に引き込む戦略だ。
NSDは近年、春から秋のグリーンシーズン向けの投資を続け、実際に冬季を上回る集客を実現する傘下のスキー場も出てきた。
先を進むのは岩岳リゾートだ。
18年10月に設けた展望エリアが火付け役となり、19年にグリーン期の集客数が冬季を逆転。
今年のグリーン期は過去最高だった。
岩岳リゾートの課題は冬季の集客減に歯止めをかけ、巻き返すこと。
17日オープン予定の今季は、ノンスキーヤー向けエリアをさらに広げ、「キャンプの延長線上にあるような体験を雪上で演出したい」とする。
同社は、割引のキッズプログラムにはあえて加わらなかった。
社長が競合と位置付けるのは県内外のスキー場ではなく、大都市圏にある有名レジャー施設など。
「魅力を高め、スキー場で気分良く遊んでもらえる工夫を重ねていく。コロナ禍をしっかり耐える」と話す。
早いオープンは出来たものの、そのあとの降雪が来ないのが辛いところです。
明日は雨模様なので、せっかくの雪が減ってしまうのが心配です。
早く次の寒波が来てくれないと、せっかくの誘客策も結果を出すのが厳しくなってしまいますね。
【ソース】
長野県内スキー場 反転攻勢の冬 30年続く利用減に新型コロナが追い打ち
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