観戦記2269 WBAアジアライト級王座決定戦 ロメル・デュノvsカルディー・ダンダ | 人生マイペンライ

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いよいよ、村田諒太vsゲンナディー・ゴロフキンの日本ボクシング界・・・いや日本格闘技界最大の1戦が1ヶ月強と近づいてきた!実現の為には仕方がない有料放送だが、やはりボクシングファン以外はどれだけ観るのか気にはなる。

2012年ロンドン五輪金メダルから、ボクシング界のみならず広告代理店や様々な人達によって日本で実現したビックイベント。1964年東京オリンピックで桜井孝雄さん以来となる日本人2人目の五輪ボクシング金メダリストとなった村田諒太選手。なにせ男子ボクシングメダリストは、1960年の田辺清さんの銅メダル、1964年の桜井孝雄さんの金メダル、1968年の森岡英治さんの銅メダル、そして2012年の村田諒太選手の金メダルと清水聡選手の銅メダル、2021年の田中亮明選手の銅メダルとメダリストは6人しか出ていない。日本人世界王者が94人出ているだけに、オリンピックのメダリストの難しさが垣間見る。

そんな中で同じアジアでボクシング大国のフィリピンでは、世界王者は43人出ているがオリンピックでのメダリストは5人出ている。フィリピン人がお金を稼ぐために早くからプロになる事を考えるとメダリストの率は凄い。

あのフィリピンの英雄であるマニー・パッキャオも、14歳でマニラに出稼ぎにいきアマチュアでナショナルチーム入りして衣食住の保証を当て得られたからこその6階級制覇。やはり、2014年に国内のアマチュア大会で金メダルを取り国際大会での活躍より直ぐにプロデビューしたのが‘Ruthless‘ロメロ・デュノ!

 

1995年10月にフィリピンのミンダナオ島マギンダオナ州で生まれた‘Ruthless(無慈悲)‘ロメロ・ケインコイ・デュノは、2014年7月にデビューしてマイケル・マナブベイを1RにTKOで降す~さらに7連勝6KOして、2016年2月にはジェイソン・エゲラを8RにTKOで降しフィリピンスーパーフェザー級王座を獲得。

さらに5月には、ロシアのミハエル・アレクセエフを判定で降しWBOスーパーフェザー級ユース王座を獲得~6月にもエウゼビオ・バルアルテを4RにTKOで降し、9月にはパイブーン・ロルカーンを2RにKOしてWBCアジアスーパーフェザー級王座を獲得~王座を返上して、12月にギャビー・シンポを2RにTKOで降す~2017年3月には、クリスチャン・ゴンザレスを2RにKOしてWBCインターコンチネンタルライト級ユース王座を獲得~さらに5連勝2KOして、WBOアジアライト級王座決定戦に挑む!

 

対戦相手は、そういえばアジアである(南アジア)インドのカルディー・ダンダ!

 

インドのクルタワンで生まれた‘Brawler(喧嘩屋)‘カルディー・ダンダは、2016年4月にデビューしてヴィゼェイ・ガイクワッドに判定勝ち~さらに5連勝1KOするも、2017年12月にラジェッシュ・クマルに判定負けで初黒星~しかし、2週間後にファテー・サインを判定で降す。

 

何故か1年以上ブランクを空けて初のインド以外での試合となり、WBAアジアライト級王座決定戦に出場のカルディー・ダンダ・・・・ユース王座を3冠しているロメル・デュノだが、初の地域正規王座を獲得なるか!?

 

2019年2月9日 WBAアジアライト級王座決定戦 ロメル・デュノvsカルディー・ダンダ

 

ロメル・デュノ 18勝14KO1敗 WBCインターコンチネンタルライト級ユース王者

 

カルディー・ダンダ 7勝1KO1敗

 

1R、様子見は無く、デュノがガンガン突っ込む!

 

ダンダは勢いに飲まれて下がる~デュノが右オーバーフック!

 

必死に廻るダンダだな、デュノが追いかけフィリピン人らしい伸びるストレート!

 

ダンダもスイッチをしたりしながら、なんとか避けていく

 

右を振り回すデュノに、距離をつくりたいダンダはジャブを突く

 

しかし、止まらないデュノが振りかぶったワン・ツー!

 

パンチはクリーンヒットしなかったものの、バランスを崩したダンダにデュノがアッパー!左フックでダウンを奪う!

 

立ち上がったダンダに、デュノが極めにいく!

 

ダンダも必死に右を被せるが、デュノが左フック~右アッパー!

 

さらにデュノはスッとバックステップして、ダンダの左フックのインサイドに右!効いた!

 

デュノが右で飛び込む!ダンダは必死にクリンチでなんとかラウンド終了

 

2R、デュノは、ライン度度開始直後から極めにいく~ダンダも打ち返す!

 

デュノの凄まじい右は空振りも、ボディーがダンダの腹にメリ込む!

 

左を出しながら廻るダンダをデュノが追い詰める~アッパー!

 

デュノがジャブを打ちながらダンダをロープに追い込み、狙いすました豪快な右!

 

ロープ外にまで吹き飛ばされたダンダに、レフリーはカウントを取らずに終了!

 

いいねぇ~これぞフィリピンファイター!と、いう鋭い踏み込みからの前のめりになる程の突っ込みからの右でWBAアジアライト級王座を獲得したロメル・デュノ。アメリカでの闘いが続き、1年8ヶ月振りのフィリピンでの試合でユース王座から1歩階段を上がったロメル・デュノは、3ヶ月後に再びアメリカでメキシコのファン・アントニオ・ロドリゲスを9Rに負傷判定で降しNABOライト級王座を獲得。

そして、その王座の初防衛戦で後のWBCライト級暫定王者になるライアン・ガルシアとWBCライト級シルバー王座決定戦も兼ねて対戦!

 

★ダンダはインドで再起2連勝も2021年3月に判定負け 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村