《本日のＤＶＤ鑑賞》
今日（９月３０日）ＲＩＺＩＮＣＥＯの榊原さんが、９月２５日のフロイド・メイウェザーｖｓ朝倉未来戦前の花束贈呈での「ごぼうの党」奥野卓志代表の非礼を詫びて記者会見で土下座をした。私も生中継を観ていて何が起きたのかビックリしたが、とにかく失礼すぎて嫌な気持ちしか残らなく話題が花束騒動の事ばかりでウンザリだ。
ボクシングファンからしたらフロイド・メイウェザーがリングに上がるだけで大ニュースだが、２０１５年５月のマニー・パッキャオ戦が盛り上がりのピークでＰＰＶは４４０万件を売り上げた 『観戦記８６５』 引退から２年後に、ＵＦＣライト級王者のコナー・マクレガーとの１戦をＰＰＶ４３０万件売り上げた。
まさにＰＰＶスターだが、どちらかというとファンは、無敗のメイウェザーが敗けるところが観たかったり敗ける瞬間を見逃がしたくなかったりした。特に１度目の引退をした後の２００９年５月のファン・マヌエル・マルケス戦からは、ヒール振りが目立ち私生活でも逮捕などのニュースで騒がせた。そしてＰＰＶは軒並み１００万件を超していき、２０１３年９月のサウル・アルバレス戦では２２０万件を売り上げた 『観戦記５７８』
サウル・アルバレスもＰＰＶスターであるが、メイウェザー戦以降はミゲール・コット戦で９０万件を売り上げたが 『観戦記１００９』 その後は５０万件には届かなかったが、２０１７年５月のフリオ・セサール・チャベスＪｒ戦で１００万件を売り上げた 『観戦記１３４１』 基本的にはラスベガスでビックマッチのアルバレスだが、チャベスＪｒ戦の前にはメキシコに隣接するアメリカのテキサス州にあるＡ＆Ｔスタジアムでイギリスのリアム・スミスが保持するＷＢＯスーパーウェルター級王座挑戦で５１,２４０人の大観衆を集めている。イギリスの人気者スミス４兄弟の３男リアム・スミスは、デビュー２５戦目で初のイギリス以外での試合で初黒星となった試合だった。
１９８８年７月にイギリスのマージーサイド州リバプールに生まれた‘Ｂｅｅｆｙ（屈強な男）‘リアム・スミスは、世界ランカーの長男ポール・スミス、元ＷＢＡスーパーミドル級スーパー王者のカラム・スミス、世界ランカーのステファン・スミスの４兄弟の３男。
２００８年１０月にデビューして、ダンカン・コティエスに判定勝ち～その後も４連勝１ＫＯするが、２０１０年９月にテリー・カラザースとドロー～その後は７連勝４ＫＯして、２０１２年１２月にスティーブ・オメーラを判定で降しコモンウェルス英連邦スーパーウェルター級王座を獲得～２０１３年６月に、マックス・マクスウェルを判定で降す～９月にも、エリック・オチーンを判定で降してＢＢＢｏｆｃ英国スーパーウェルター級王座を獲得。
１２月に、マーク・トンプソンを４ＲにＴＫＯで降しＢＢＢｏｆｃ英国王座の初防衛に成功～２０１４年７月に、ジェイソン・ウェルボーンを６ＲにＫＯしてＢＢＢｏｆｃ英国王座２度目の防衛に成功～１０月には、ゾルタン・セラを３ＲにＴＫＯで降しＷＢＡコンチネンタルスーパーウェルター級王座を獲得～２０１５年３月に、ロバート・タラレクを８ＲにＴＫＯで降す～４月には、デビッド・エセキエル・ロメロを７ＲにＴＫＯで降しＷＢＯインターコンチネンタルスーパーウェルター級王座を獲得～１０月には、ジョン・トンプソンとのＷＢＯスーパーウェルター級王座決定戦を７ＲにＴＫＯ勝ちして王座獲得。
１２月には、ＷＢＯ８位のジム・ケリーを７ＲにＴＫＯで降し初防衛に成功～２０１６年６月にも、ＷＢＯ１１位のプレドラック・ラドセビッチを２ＲにＫＯして２度目の防衛に成功～９月には、アメリカのテキサス州でサウル・アルバレスの挑戦を受けるも９ＲにＫＯ負けで王座陥落 『観戦記１２０７』
２０１７年３月に再起し、マリアン・カザックに判定勝ち～４月にＷＢＯ２位のリアム・ウィリアムズとＷＢＯスーパーウェルター級暫定王座決定戦で対戦する予定も、スミスが前日計量でオーバー・・・・試合は、スミスが９Ｒ終了時ＴＫＯ勝ちで王座空位。
１１月にリアム・ウィリアムズとの、ＷＢＯスーパーウェルター級王座挑戦権を賭けた再戦を２－０の判定勝ちし挑戦権を獲得。
しかし、２０１８年５月にサダム・アリに挑戦する前に急病でハイメ・ムンギアに挑戦を譲る～７月に、代わりに王者奪取したハイメ・ムンギアのＷＢＯスーパーウェルター級王座にアメリカで挑戦も判定負け 『観戦記２１２５』
またもアメリカで敗戦となったリアム・スミスの再起戦は、地元イギリスのマージーサイド州リバプールでサム・エギントンと対戦！
１９９３年１０月にイギリスのミッドランド州に生まれた‘Ｔｈｅ Ｓａｖｇｅ（獰猛）‘サム・エギントンは、２０１２年９月に１８歳でデビューし、レオン・フィンドレイに判定勝ち～さらに２連勝するも、２０１３年１月にプライズファイターズ・トーナメントでデール・エバンスに判定負け～２月にバクラフ・スクロマックに２ＲでＫＯ勝ちし、５月にもスティーブン・ピアースを７ＲにＴＫＯで降しＢＢＢｏｆｃ中部地区ミドル級王座を獲得。
王座は返上して、さらに８勝５ＫＯ１敗～２０１５年３月に、シェイン・シングルトンを５ＲにＴＫＯで降しＷＢＣインターナショナルウェルター級シルバー王座を獲得～５月にも、ジョセフ・ランプテイを７ＲにＴＫＯで降しＷＢＣインターナショナルシルバー王座の初防衛とコモンウェルス英連邦ウェルター級王座を獲得～７月には、グレン・フットを８Ｒ負傷判定で降しコモンウェルス英連邦王座初防衛とＢＢＢｏｆｃ英国ウェルター級王座を獲得～１０月にも、デール・エバンスを判定で降しコモンウェルス英連邦王座２度目の防衛とＢＢＢｏｆｃ英国ウェルター級王座初防衛に成功～しかし、２０１６年３月にブラッドリー・スキーツに判定負けして両王座から陥落。
７月にダザ・アッシャーを１ＲにＴＫＯで降し、１０月にフランキー・ギャビンを８ＲにＴＫＯで降しＷＢＣインターナショナルウェルター級王座を獲得～２０１７年３月には、元２階級制覇王者のポール・マリナッジを８ＲにＫＯしてＷＢＣインターナショナル王座の初防衛に成功～５月には、セフェリノ・ロドリゲスを１０ＲにＫＯしてＷＢＣインターナショナル王座２度目の防衛とＥＢＵ欧州ウェルター級王座を獲得～１０月に、モハメド・ミモウンに判定負けしＥＢＵ欧州王座から陥落～２０１８年４月に、アキレス・サボに２ＲでＴＫＯ勝ち～６月には、ピーター・クレイマーを４ＲにＴＫＯで降しＩＢＯコンチネンタルウェルター級王座を獲得～９月にアッサン・ムワキニョに２ＲでＴＫＯ敗けも、２０１９年２月にサム・オミディに判定勝ち。
サウル・アルバレスに続きハイメ・ムンギアに敗けてしまい王座を陥落してしまったリアム・スミスが、地元リバプールでの再起戦にＷＢＣシルバー王座が賭けられる！地域王座を数多く栄冠下サム・エギントンは、ポール・マリナッジに続き元世界王者を倒して初の世界王座挑戦に近づけるか！？
２０１９年３月３０日 ＷＢＣスーパーウェルター級シルバー王座決定戦 リアム・スミスｖｓサム・エギントン
リアム・スミス ２６勝１４ＫＯ２敗１分 元ＷＢＯスーパーウェルター級王者
サム・エギントン ２４勝１５ＫＯ５敗 元ＷＢＣインターナショナルスーパーウェルター級王者
１Ｒ、エギントンが積極的に攻めていく～ガード固いスミスにボディー！
それでもスミスは、ガードを崩さず左を突く～手数は多いエギントンも、いつの間にかコーナーに詰められスミスに打ち込まれる！
なんとかエギントンもプッシングしてコーナーから出ようとするも、スミスは引かずに押し込み右を振り落とす！
必死に廻ろうとするエギントンも、スミスは連打で逃がさないがラウンド終了
２Ｒ、やはり手数は多いエギントンも、スミスはガードを固め詰めていく！
廻りながらポンポン手を出すエギントンに、スミスは踏み込んでいきアッパー！
手は出すエギントンも、ズルズル下がりコーナーに追い詰められる
３Ｒ、スミスは極めにきているか！？手数を増してエギントンを追いかける！
エギントンが強く振り出し、スミスを押し戻す～上下に連打！
しかし、エギントンのパンチ力を見切っているスミスは前に出て押し込む～コーナーに詰めて連打！
４Ｒ、手は出しているエギントンだが、首を竦めてガード固いスミスにヒットしない
まだまだスミスは、綺麗なジャブを打つばかりで倒しにはいかない
エギントンも必死に返してはいるが、スミスは淡々とロープに追い込み上下にコンビネーション
５Ｒ、いよいよスミスが極めにきているか！？距離が詰まり右を振り落としてくる！
ロープに詰まり顔の形も変わってきたエギントンに、スミスは連打から右クロス！
レフリーがエギントンのダメージを見ている～スミスの左フックダブルで、エギントンは大きくフラつく
エギントンは再びコーナーに詰まる～スミスが連打！危ない！
防戦一方のエギントンに、ついにレフリーが止めに入る！
流石の格の違いを魅せつけて、リアム・スミスが５ＲにＴＫＯ勝ちでＷＢＣスーパーウェルター級シルバー王座を獲得！最後まで高いガードを崩さずに、さらにヘッドスリップして連打を打ち続けての完勝。エギントンは廻りながら必死に返してはいたが、パワー無くスミスを全く止められなくロープ＆コーナーに追い込まれた。
そして世界王者返り咲きを狙うリアム・スミスは、５ヶ月後の８月にマリオ・アルベルト・ロサドに７ＲでＴＫＯ勝ち～１２月にロベルト・ガルシアに判定勝ちと２敗を喫したメキシコ人に連勝（ロベルト・ガルシアは一応、アメリカ国籍だが）２０２０年はコロナ禍もあり試合は出来ず、２０２１年５月にマゴメド・クルバノフとＷＢＯインターナショナルスーパーウェルター級王座決定戦でロシアに乗り込む！
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