観戦記2521 WBOインターナショナル&NABO北米スーパーフェザー級王座戦 レイモント・ロー | 人生マイペンライ

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《本日のDVD観賞》

 

コロナ過とスーパーミドル級という日本ではランキングも無い階級の影響だろうが、大橋ジムからデビューするときには話題になった元Jリーガーでモデルもしていたダン・ディー・ディリンジャ―ことハウバート・ダン選手のプロ3戦目の話が出てこない。リベリア人の父と日本人の母の間に生まれ、今年の7月には36歳となってしまうので難しいのかな・・・・・

サッカーとボクシングと言えば、イングランド代表でも活躍したウェイン・ルーニーも子供の頃はサッカーとボクシングをしていたらしい。アメリカでもアメフト、野球、バスケットボールを学生時代には兼ねてやっているのも珍しい事ではない。それぞれをやりながら何があっているかを見極めるのが普通で、まれにプロになってもシーズンオフに他の競技にも出場する選手もいる。ボクシングの場合はジュニアから活躍してプロになるケースがほとんどだが、中学生時代はボクシングジムに週に5回通いながらも、高校生でボクシングを辞めてアメフトに打ち込むも再びボクシングに戻りアマチュアでも活躍したのがレイモント・ローチ!

 

1995年8月にアメリカのワシントンDCで生まれたレイモント・ローチJrは、9歳からボクシングを始める~2011年8月には、ジャーボンテイ・デービスと対戦も判定負け。2013年度ナショナルゴールデングローブライト級優勝、2013年度全米選手権ライト級優勝。

途中アメフトに転向してボクシングからは離れるもアマチュア100勝以上の戦績を残し、2014年4月にデビューしてビクター・ガリンドに判定勝ち~さらに11連勝4KOして、2017年1月にアレハンドロ・バルデスを1RにKOしてWBCユーススーパーフェザー級シルバー王座を獲得~6月にも、ヘスス・ア・バルデス・バラヤンを判定で降しWBCユース王座の初防衛に成功~さらに2連勝1KOして、2018年4月にオーランド・クルーズとWBOインターナショナルスーパーフェザー級王座決定戦で対戦もドローで王座獲得ならず。

2018年7月にデイビ・フリオ・バッサと、WBOインターナショナルスーパーフェザー級王座決定戦で対戦し6R終了時棄権に追い込み王座栄冠~12月に、プエルトリコのアルベルト・マーケットを大差判定で降し初防衛に成功 『観戦記2328』

 

そして、いよいよ世界初挑戦が見えてきた中でさらなる地域王座戦で対戦するのは世界王座挑戦経験のあるジョナサン・オケンド!

 

1983年8月にプエルトリコのバヤモンで生まれたジョナサン・オケンド・アルナルディは、2004年6月にアメリカのフロリダ州でデビューしユニエル・ラモスに3RでTKO勝ち~さらに11連勝6KOするも、2007年4月にオスカーアンドラーデにローブローによる4R反則敗け。直ぐに2連勝2KOするも、2008年2月に後の2階級制覇王者ファン・マヌエル・ロペスに3RTKO敗け。直ぐに再起して3連勝2KOし、2010年2月にホセ・アンヘル・ベランサを判定で降しWBOラテンアメリカスーパーバンタム級王座を獲得~さらに7月には、エデン・ソソナを9RにKOしてNABO北米スーパーバンタム級王座とWBOスーパーバンタム級王座の挑戦権を獲得~さらに2連勝2KOし、2011年10月にはホセ・ルイス・アライサを2RにKOしてWBOラテンアメリカスーパーバンタム級王座を獲得~2012年10月に、元WBOスーパーバンタム級王者のウィルフレド・バスケスJrとのWBOインターナショナルスーパーバンタム級王座決定戦で7RTKO敗け。

2013年8月に再起し2連勝1KOするも、2014年7月に後に3階級制覇するアブネル・マレスに判定敗け~それでも2015年3月に、ガビノ・コタを判定で降しWBOラテンアメリカフェザー級暫定王座を獲得~9月に、元2階級制覇王者のジョニー・ゴンサレスに判定勝ち 『観戦記981』

 

12月に、ヘスス・クェジャルのWBAフェザー級王座に挑戦も判定敗け 『観戦記1087』 間を明けて、2017年7月に再起して2連勝2KO~2018年10月に、ホセ・ロペスを6RにKOしてNABO北米スーパーフェザー級王座を獲得~12月にも、デイビ・フリオ・バッサに判定勝ち。

 

5敗はしているものの4敗は元や後&現世界王者のジョナサン・オケンドが、無敗の新星レイモント・ローチと対戦!WBOインターナショナル王者のローチと、NABO北米王者のオケントがお互いのベルトを賭けたサバイバルマッチで世界戦の切符を掴むのはどちらか!?

 

2019年5月4日 WBOインターナショナル&NABO北米スーパーフェザー級王座戦 レイモント・ローチvsジョナサン・オケンド

 

レイモント・ローチ 18勝7KO無敗1分 WBOインターナショナル2度目の防衛戦

 

ジョナサン・オケンド 30勝19KO5敗 NABO北米王座初防衛戦

 

1R、オケンドの方から打っていくが、ローチは距離を取りながらジックリ見る

 

ローチが距離を取りながら上下に打つが、オケンドは頭から突っ込み強振!

 

2R、やはり、オケンドが前に出て頭から突っ込み打っていく!

 

ローチは廻りながら左を伸ばす~オケンド振り回すも当たってはいない

 

3R、突っ込むオケンドに、ローチはカウンターを狙うがヒットしない

 

オケンドが手数多く突っ込む~頭を付けてのボディーから右を振り落とす!

 

4R、低く突っ込むオケンドに、ローチはバックステップしながら左フック!

 

それでもオケンドは、頭から押し込んでいく~ローチは貰っている!

 

5R、オケンドが止まらない~空振りでもガンガン出る!左フック!

 

ローチは下がりながら合わせる~ハンドスピードを生かした連打!

 

6R、変わらずオケンドが追い回すが、ローチは柔らかく避けて当たってはいない

 

身体ごと当たって打つオケンド~ローチは足を使いながらホールディングも、オケンド打ちまくる!

 

7R、ローチが左を当てながら距離をつくるが、オケンドは強引に右を被せていく!

 

オケンドは突っ込む~ローチは下がりながらカウンターを狙う!

 

8R、やはり出てくるオケンドに、ローチは真っ直ぐ下がってしまい踏み込まれる

 

しかし、オケンドの頭が当たり減点1~それでもオケンドは突っ込んでいき右!

 

9R、ポイントでは厳しいだろうオケンドが、必死にローチを追い回すが当たらない

 

クリーンヒットは貰ってないが、ローチはオケンドの猛攻に押し込まれる

 

10R、ローチは、完全に逃げ切りに入る~オケンド追うも、ローチはクリンチしながら廻る

 

オケンドが振り回す~ローチはクリンチばかりも、最後はカウンターを狙い打ち合う!

 

判定は、97-92 97-92 96-93 レイモント・ローチが判定勝ち!

 

見事にレイモント・ローチが、WBOインターナショナルスーパーフェザー級王座2度目の防衛するとともにNABF王座も獲得!オケンドのパワーに押し込まれる場面も多々あったが、クリーンヒットは貰わずにポイントアウトする。試合前の時点でWBOスーパーフェザー級2位にランクされていれていたローチだが、ランキング1位のライアン・ガルシアは1年スーパーフェザー級では試合をしていなくライト級へ。そして、この時点でのWBOスーパーフェザー級王者の伊藤雅雪選手は3週間後にWBO9位のジャメル・へリングと2度目の防衛戦予定で、その勝者にレイモント・ローチが挑戦する事になる。

6敗目となったオケンドだが、半年後の2019年11月に再起しチャールズ・ウェルタを判定で降しWBOラテンアメリカスーパーフェザー級王座を獲得~2020年9月に、2度目の世界王座挑戦となるレイモント・ローチとジャメル・へリングの勝者に挑戦する。

 

★ローチはアマチュア時代にジャーボンテイ・デイビスと2度対戦し2敗 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村