観戦記2522 WBAスーパーフェザー級ゴールド王者決定戦 ジョセフ・ディアスvsフレディ・フォ | 人生マイペンライ

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土曜日に(1月28日)名古屋でIBFライトフライ級7位ロナルド・チャコンと、IBFライトフライ級8位の矢吹正道選手でIBFライトフライ級王座決定戦で対戦。abemaTVでの放送ではあまり触れていなかったが、元々はIBF3位のエクトル・フローレスとIBF4位のマーク・ビセレスで決定戦~しかし、フローレスと5位のクリスチャン・アラネタが辞退(1位と2位は空位)6位のレジ―・スガノフとビセレスのフィリピン人同士のIBFライトフライ級王座挑戦者決定戦が2月に決定している。矢吹選手は、その後の挑戦権となるのか?フィリピン人なら日本開催でのファイトマネーを、王者のシベナティ・ノンティンガは選ぶのか!?

それでもIBFのように上位ランカーで挑戦者決定戦を開催するのを、WBA&WBC&WBOは見習ってほしい。特にWBAは指名挑戦者扱いの暫定王者決定戦などを連発し世界中のボクシングファンからブーイングを受けたが、WBCのフランチャイズ王者やWBC名誉王者も見苦しかった。そして、WBAの暫定王者より酷かったのがWBAゴールド王者。

一応、ゴールド王者は世界王者にはカウントされていないが何の為に創設されたのか!?人気選手の格付けなのだろう・・・・そのゴールド王者決定戦に、やはり未来のスター候補のジョセフ・ディアスが出場!

 

1992年11月にアメリカのカリフォルニア州で生まれたジョセフ・ペドラサ・ディアスJrは、お祖父さんがメキシコからアメリカに移住したメキシコ系アメリカ人。10歳の頃にイジメにあっていたのを見かねて、父親がボクシングジムに連れていき鍛えようとする~しかし、そのジムにはイジメっ子がいてスパーリングをしたらディアスが勝ってしまう。なんとも漫画のような話だが、父親がボクシングの経験が無くてもトレーナーをしてロンドン五輪バンタム級代表に選ばれる選手まで成長する~しかし、家が貧しくて家族がロンドンまで応援に行けず寄付を募る苦労人。

ロンドン五輪ベスト8後に、オスカー・デ・ラ・ホーヤ率いるゴールデン・プロモーション入り~2012年12月にデビューし、ビセンテ・アルファロ・マルティネスに判定勝ち~その後も17連勝10KOで、2015年12月にヒューゴ・パルディナを2RにTKOで下し23歳で無敗のままNABFフェザー級王座も獲得

2016年3月 、ジェイソン・ベレスに大差判定勝ちで初防衛に成功 『観戦記1221』 7月にビクトル・プロアを2RにKOして2度目の防衛に成功~9月にはWBO16位のアンドリュー・カンシオに9RにTKO勝ちで2度目の防衛に成功 『観戦記1395』 12月にも、オラシオ・ガルシアをフルマークの判定で降し3度目の防衛に成功 『観戦記1593』

 

2017年5月にNABF北米4度目とNABO北米王座を賭けて、マヌエル・アビラと対戦し判定勝ちでNABF王座5度目の防衛とともにNABO王座を獲得~9月には、ラファエル・リベラを判定で降しNABO王座初防衛に成功 『観戦記1794』

 

2018年2月にも、元WBCスーパーバンタム級王者のビクトル・テラサスを3RにKOしてNABF王座6度目&NABO2度目防衛に成功~そして5月に、WBC1位としてWBCフェザー級王者のゲイリー・ラッセルJrに挑戦も判定負けで王座獲得ならず 『観戦記2061』

 

8月にはWBAフェザー級王者のヘスス・マヌエル・ロハスに挑戦も、計量で0.6ポンド(9g)オーバー・・・試合には勝利して、ロハスはWBAの規定で敗けても王者~そして2019年2月に、スーパーフェザー級に上げて世界前哨戦としてチャールズ・ウエルタに大差判定勝ち 『観戦記2379』

 

そしてスーパーフェザー級での2戦目がWBAゴールド王座決定戦となり、対戦するのは元WBA中央アメリカスーパーフェザー級王者のフレディ・フォンセカ!

 

1992年1月にニカラグラの南アトランティコ自治地域で生まれたフレディ・アダン・フォンセカ・リラは、兄が2度世界王座に挑戦したフランシスコ・フォンセカ。マナグアに移住してボクシングライセンスを取得~2012年12月に20歳でデビューしてウェフネル・ガルシアに判定勝ち~さらに3連勝2KOも、2013年6月にダニエル・ミランダに判定敗け~直ぐに再起して7勝6KO無敗1分で、2015年3月にファン・ウェルタスとのWBAラテンアメリカスーパーフェザー級王座決定戦で対戦も判定敗け。

直ぐに再起して7勝3KO無敗1無効試合で、2016年10月にダビド・モラレスとのWBA中央アメリカスーパーフェザー級王座決定戦を判定勝ちして王座栄冠~さらに7連勝6KOしてゴールド王座決定戦に挑む!

 

WBAスーパーフェザー級3位のディアスと、WBAスーパーフェザー級5位のフォンセカによるWBAゴールド王座決定戦。兄が2度世界王座挑戦も、獲得はならなかったフォンセカがまずはゴールド王座獲得なるか!?スター候補のジョセフ・ディアスが、お膳立てされたゴールド王座を獲得し正規王者への挑戦へ進むのか!

 

2019年5月4日 WBAスーパーフェザー級ゴールド王者決定戦 ジョセフ・ディアスvsフレディ・フォンセカ

 

ジョセフ・ディアス 28勝14KO1敗 WBA3位

 

フレディ・フォンセカ 26勝17KO2敗1分 WBA5位

 

1R、サウスポー同士、素早い動きから右を刺し合う!

 

ディアスの鋭いコンビネーションに、フォンセカはジャブしか出すことができない

 

2R、フォンセカも手を出していくが、直ぐにディアスに追い回される

 

ガンガン打っていくディアス~フォンセカがガード固めるもボディー!

 

3R、手数を出していくフォンセカだが、ディアスはガードしながら前に出ていく~フルスウィングの左!

 

さらにディアスが、左右のボディーを捩じ込む~フォンセカが打ってくればカウンターの左!

 

4R、ディアスは余裕が出てきたか!?ガード低く身体を振りながらパンチ避けて、速い踏み込みからの左!

 

まだ当たりが浅くフォンセカも返すが、当たるのはディアスのパンチ~踏み込んでワン・ツー!

 

5R、ディアスは極めにきているか!?ガードを上げながら入っていく~フォンセカもガードを固めるが、ディアスのボディー!

 

なんとかフォンセカもパンチで突き離そうとするが、ディアスの大きく外から廻す左に弾き返される!

 

6R、フォンセカが手数出すが、ディアスはガードを固めながらのプレスが強い~ディアスが右フックで追い回してから左!

 

上下に打ちまくるディアス~フォンセカも返すが、ディアスの回転力あるパンチがヒット!

 

ディアスが一気に連打!フォンセカも必死にクリンチするが、ついにヒザをつきダウン!

 

立ち上がったフォンセカにディアスが極めにいくが、フォンセカも振り回してラウンド終了

 

7R、ダメージがあるフォンセカは下がる~ディアスが追いかけボディー!

 

フォンセカが何とか返そうとすると、ディアスはカウンターを叩きつける!

 

効いたフォンセカは丸くなるが、ディアスはガードの隙間を上下に打ちまくる!

 

堪らずセコンドからタオルが投げられるが、レフリーはなかなか気づかないが終了!

 

見事にジョセフ・ディアスが、7RにTKO勝ちでWBAスーパーフェザー級ゴールド王座を獲得!スピード&パワー、そして多彩なパンチで上下の打ち分けなど圧倒したディアス。6Rまでのポイントも、ジャッジ3者とも60-53だったみたいだ。この試合でジョセフ・ディアスが10万$(約1,100万円)フレディ・フォンセカは1万$(約110万円)という、まさにディアスの為の試合。

この時点でWBAスーパーフェザー級にはスーパー王者ジャーボンテイ・デービス、正規王者アンドリュー・カンシオがいる。そしてディアスは、この時点でのIBFスーパーフェザー級王者のテビン・ファーマーと挑発合戦をするが・・・・4ヶ月後の9月に、ヘスス・クアドロとWBAゴールド王座の防衛戦。フォンセカはKO敗けなのに2ヶ月後に再起して、ニカアグラでモイセス・オリバスに5RにKO勝ち~9月には日本で、矢吹正道選手の弟である力石政法選手と対戦。

 

★ディアスは髪色を色々と変えるが減量が問題となる 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村