観戦記2592 UFC on ESPN5 コルビー・コヴィントンvsロビー・ローラー | 人生マイペンライ

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格闘技を愛し50歳過ぎても殴り合う

《本日のDVD観賞》

 

日本でのサミットなどは、とっとと帰国して債務上限問題をとりあえず乗り越えたバイデン大統領。11月には81歳となり、2024年の大統領選挙には前大統領のドナルド・トランプ77歳と争うというのもなんだかなぁ・・・・オバマ元大統領が大統領になった時は40代だったので、トランプやバイデンにとっては子供みたいなものだろうが80代に未来を語られてもなぁ。若いころからプロレスや格闘技会場でカメラに写っていたトランプだが、2021年9月11日のイベンダー・ホリフィールドvsビクトー・ベウフォートのボクシングマッチでも 「9・11」 の式典よりも、ホリフィールドvsベウフォートの解説席に座るという相変わらずさに笑ってしまった。

そんなドナルド・トランプの支持者で、公の場に出る時にはトランプ大統領が掲げるスローガン「Make America Great Again」の赤い帽子を常にかぶり、2018年8月にはUFCウェルター級暫定王座のベルトを持ってホワイトハウスを訪問し、トランプ大統領との面会を果たしたのが元UFCウェルター級暫定王者のコルビー・コヴィントン!

 

1988年2月にアメリカのカリフォルニア州クローヴィスで生まれた‘Chaos(混沌)‘コルビー・コヴィントンは、高校時代からレスリングで活躍~アイオワセントラル大学でNJCAA王者になるなどの実績を残すが、飲酒運転など問題を起こして地元のオレゴン州立大学に編入~それでもNACCディビジョン.1でオールアメリカンに2回選出される。

卒業後にアメリカントップチームに入り、2012年2月にMidTown Throwdown.3でデビューしクリス・エンスリーに1Rで1本勝ち~その後もマイナー団体で4連勝して、2014年8月のUFC Fight Night.48でUFCデビューしワン・アンインに1RでTKO勝ち~11月のUFC Fight Night.56でも、ヴァグネル・シウバに3Rで1本勝ち~2015年5月のUFC187でマイク・バイルに判定勝ちも、12月のUFC194でワーレイ・アウヴァスに1Rで1本負け~2016年6月のUFC Fight Night.89で、ジョナサン・ムニエ3Rで1本勝ち~8月のUFC202でも、マックス・グリフィンを3RでTKO勝ち~12月のUFC on FOX.22でブライアン・バーバリーナに判定勝ちし、2017年6月のUFC Fight Night.111ではウェルター級7位のキム・ドンヒョンに判定勝ち

 

10月のUFC Fight Night.119でも、ウェルター級3位のデミアン・マイアに判定勝ち。

 

2018年6月のUFC225で、ウェルター級王者の怪我による暫定王者決定戦をウェルター級1位のハファエル・ドス・アンジョスと争い判定勝ちで暫定王座を獲得 『観戦記1781』

 

そして9月のUFC228で正規王者のタイロン・ウッドリーと統一戦予定も、コヴィントンが鼻の手術で延期~1年2ヶ月振りの復帰戦で対戦するのは、ウッドリーから王座を奪ったカウル・ウスマンではなく元UFCウェルター級王者のロビー・ローラー!

 

1982年3月にアメリカカリフォルニア州サンティアゴで生まれたロバート・グレン・ローラーは、9歳から空手を始め高校時代はリスリングで活躍する~元UFCウェルター級王者のパット・ミレティッチが開設したミレティッチ・マーシャルアーツ・センターでMMAを学ぶ~2001年4月のExtream Callengr.39でジョン・リードを1RにKOしてデビューを飾る~6月にIFC Warriors Callenge.13でランドン・ショールター、7月のExtream Callenge.41でマルコ・マセラ、12月にハワイで開催されたShogun.1で川勝将軍選手を総て1RでKOしてUFCと契約する。2002年5月のUFC37で、アーロン・ライリーに判定勝ち~6月のUFC37・5ではスティーブ・バーガーを2RにTKO勝ち~11月のUFC40ではティキ・ゴーセンを1RでKO~しかし、2003年4月のUFC42でピート・スプラットに足の怪我もあり2RにTKO負けで初黒星。

11月のUFC45でクリス・ライトルに判定勝ちも、2004年4月のUFC47でニック・ディアスに2RでKO負け、10月のUFC50でエヴァン・ターナーに1Rで1本負けしてUFCから契約をリリースされてしまう。

2005年からはマイナー3団体で王座につくなど強さを魅せ、アメリカで開催されたPRIDE.32にも参戦しジョーイ・ヴィラセニョールを1RでKO~2009年6月からはStrike Forthに参戦するも、ジェイク・シールズに1本負け。その後も熱い試合はするも、勝ち負けを繰り返す。2011年1月には、Strike Forthミドル級王者のホナウド・ジャカレイに挑戦するも3Rに1本負け~7月にティム・ケネディには判定負け。2012年1月にアドラン・アマゴフには1RでKOするも、7月はロレンゾ・ラーキンに判定負け。そしてStrike ForthがUFCに吸収され、2013年2月のUFC157でUFCにカムバック!ジョシュ・コスチェックを1RでKO~7月のUFC on FOX.8でボビー・ヴォルカーを2RでKO~11月のUFC167でローリー・マクドナルドに2-1の判定勝ち。そして、ついに2014年3月のUFC171でGSPの王座返上で空位になったウェルター級王座を1位のジョニー・ヘンドリックスと争い大激戦も僅差判定負けで王座獲得ならず 『観戦記732』

それでも、5月のUFC173でジェイク・エレンバーガーを3RにKO~7月のUFC on FOX.12でもマット・ブラウンに判定勝ちし、12月のUFC181でジョニー・ヘンドリックスに再挑戦!またも大激闘になり2-1の判定勝ちでついに王座栄冠。

 

2015年7月のUFC189で、ローリー・マクドナルドの挑戦を受け5RにKO勝ちし初防衛に成功 『観戦記916』 2016年1月のUFC195で、4位のカーロス・コンディットの挑戦を受け2-1の判定勝ちで2度目の防衛に成功 『観戦記1043』 しかし、7月のUFC201で4位のタイロン・ウッドリーの挑戦を受け1RにTKO負けし王座陥落 『観戦記1179』  さすがに1年の間隔を明けて、2017年7月のUFC214で再起し6位のドナルド・セローニに判定勝ち 『観戦記1396』

 

12月のUFC on FOX.26で、元ライト級王者でライト級5位のハファエル・ドス・アンジョスに判定負け 『観戦記1580』 2019年3月のUFC235で、UFC初参戦の元Bellator&ONE王者のベン・アスクレンと対戦も微妙な1R1本敗け 『観戦記2192』

 

コヴィントンは試合前にはトランプ(当時)大統領から直々にSNSにて激励の言葉を贈られ、試合会場には息子のドナルド・トランプ・ジュニア、エリック・トランプがオクタゴン最前列で応援に駆けつける!前戦では納得いかないストップで連敗となった‘漢‘ロービー・ローラーは、3連敗は避けたいが熱く殴り合うのだろう!

 

2019年8月3日 UFC on ESPN5 コルビー・コヴィントンvsロビー・ローラー

 

コルビー・コヴィントン 14勝1敗 ウェルター級2位

 

ロビー・ローラー 28勝13敗1無効試合 ウェルター級11位

 

1R、開始と同時に両者とも、オクタゴン中央に走っていく~コヴィントンがジャンピングストレート!

 

お互いにパンチを振りまくる~コヴィントンがタックルも、ローラーは潰す

 

それでもコヴィントンが金海むで押し込んでいき、足を刈ってテイクダウンを奪う!

 

立ち上がるローラーも、コヴィントンはバックを奪い再び寝かせる~コヴィントンがチョークを狙う!ローラーは必死に顎を引く

 

コヴィントンが、バックで動きながら首を狙い続ける

 

ローラー抜けるも、コヴィントンは打撃でガンガン押し込んでいく~再びコヴィントンが、足を刈ってテイクダウンを奪う

 

2R、コヴィントンがローからハイキック~タックルで再びローラーを金網に押し込む!

 

コヴィントンがローラーの足を掬ってローラーを寝かせるが、ローラーは立つも押し込み続ける

 

一旦離れるも、再びコヴィントンがタックルからテイクダウンを奪う

 

ローラー立ち上がるも、コヴィントンの打撃に金網際から抜け出せない

 

コヴィントンが足を刈って、ローラーを寝かせる~ローラー立ち上がるも、コヴィントンが打撃で押していく

 

3R、ローラーが打撃で出てくるも、コヴィントンがタックルからテイクダウン!

 

ローラー立ち上がるが、再びコヴィントンがタックルからテイクダウンを奪う!

 

それでも立ち上がるローラーは打撃で前に出ていくが、再びコヴィントンのタックルに押し込まれる

 

離れるが、スタンドでもコヴィントンが手数で勝っていく~ローラーもパンチを返すが、ミドルキックも混ぜるコヴィントンに押される

 

4R、やはり、手数はコヴィントンが多く前に出ていく!

 

コヴィントンがタックルから金網に押し込むが、ローラーは突き放す~コヴィントンの手数が落ちない

 

それでもローラーらしく、打たれながら前に出続ける

 

しかし、コヴィントンはパンチを入れながらタックルでテイクダウンを奪う!

 

ローラー立ち上がるも、金網に押し込まれコヴィントンはヒザ!ヒジ!

 

5R、開始のブザーと同時にコヴィントンが走っていき、ヒジ!ハイキック!

 

ローラーはズルズル下がる~コヴィントンは組んでも首相撲からヒザ!

 

ローラーが前には出てパンチを出すが、当てているのはコヴィントンか!?

 

それでもローラーは、前に出てパンチを振りまくる!コヴィントンは前蹴りで逃れる~廻りながら細かくパンチを当て試合終了

 

判定は、50-44 50-45 50-45 フルマークの3-0で、コルビー・コヴィントンが判定勝ち!

 

会場からは大ロビーコールだったが、いいところ無く判定敗けのロビー・ローラーは 『コルビーは本当に良い仕事をした。俺は不十分だった。良いペースで闘えたし調子も良かった。改善すべき点がいくつかあるので、軌道修正して仕事に戻りたい。これは学習経験だ。調子はかなり良かったし、ここから復活したい。俺は、とにかく避けようとしていた。何発打たれたかはいちいちカウントしていない。彼は手数があったし、ずっと高いレートをキープしていたが、これもゲームの一部だ。俺のテイクダウンディフェンスやバックアップはかなり良かったが、これから練習して再構築していきたい。全てが学習だ。ここから成長していきたい。カマル・ウスマンvsコルビー・コヴィントンは良い試合になるだろう。コルビーは手数で勝負するのが好きだし、ウスマンはフィジカルがあって手足が長くスマートだ。UFCならプロモーションも上手くやってくれるだろう』 と話す。

圧倒的な手数で勝利したコヴィントンは、剥奪されているウェルター級暫定王座のベルトを持って、正規王者のカマル・ウスマンに 『お前は髪の毛よりも早くベルトを失うことになる。お前は負け犬だ!俺と戦いたくないからケガをしたと嘘をついた!今すぐにでもやってやる』 と、トラッシュトーク。

コヴィントンは、この試合でUFCレコードとなる533発の打撃を出し、510発をヒットさせたらしく、試合後にはドナルド・トランプから電話で祝勝を受けたらしい。

 

★コヴィントンの大学でのルームメイトはジョン・ジョーンズ 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村