《本日のTV観賞》
1月16日の「MMA FIGHTING」のYouTubeで、PFL創始者ドン・デイビスが元UFCヘビー級王者で現PFLヘビー級王者のフランシス・ガヌーの次戦について 『ボクシングが最優先になると思う。彼自身から発表するのが筋だと思うが、彼は信じられないほどボクシングマッチのチャンスがあると聞いているので、ボクシングが最優先、MMAはその次になるだろう』 と話したらしい。そうなると、昨年から噂される元WBCヘビー級王者デオンテイ・ワイルダーとの対戦なのだろう。WBCヘビー級王座を10連続防衛したデオンテイ・ワイルダーも、ここ5戦で1勝4敗で4敗のうち3KO敗けと瀬戸際に追い込まれている。
フランシス・ガヌーも、ボクシング1戦目のタイソン・フューリー戦で1-2の判定敗けと大善戦はしたが、アンソニー・ジョシュアには2RでKO敗け。出来ればUFCに帰ってきてUFCヘビー級王者ジョン・ジョーンズと対戦して欲しいが、2025年9月には39歳となるガヌーはUFCには戻らないだろう。
アフリカ大陸カメルーンから3年かけてフランスに辿り着いたと云われるフランシス・ガヌーだが、フランスには移民と移民の子でフランス人口の20%だと云われる。その内の42%がガヌーなどのアフリカからの移民らしい。フランスのボクサーと言うと畑山隆則さんからWBAライト級王座を奪ったジュリアン・ロルシーを想い出すが、やはりアフリカ大陸コートジボワールにルーツを持つミシェル・ソロもフランスを代表するボクサー。
1987年10月に西アフリカのコートジボワールで生まれたミシェル・アボウ・ソロは(ミッシェル・アボウ・ソロ)、フランスに渡り、2008年10月にデビューしサイード・マルコムに3RでTKO勝ち~さらに14連勝8KOして、2011年7月にWBO欧州スーパーウェルター級王座決定戦でデビッド・マカラゼを判定で降し王座栄冠~2連勝2KO後の2012年5月に、WBO&IBOスーパーウェルター級王者のザウルベック・バイサングラフに挑むも判定負け。
7月に、マゴメド・アブドゥラフマノフを1RにKOして再起を飾る~2013年1月に、クリス・カースローを判定で降しWBO欧州スーパーウェルター級王座を獲得~5月にも、フレデリック・セレーを判定で降しフランススーパーウェルター級王座を獲得~11月には、ジャン・ミッシェル・ハミルカロを判定で降し初防衛に成功~2014年6月に、アレクセイ・リブチフを5RにKOする~2014年7月に、WBAインターナショナルミドル級王座決定戦でアントワーヌ・ダグラスとドローで王座栄冠ならず。
しかし2連勝2KO後の2015年5月に、グレン・タピアを4RにTKOで降しUSBA全米&NABO北米スーパーウェルター級王座を獲得~6月にも、後に村田諒太選手のWBAミドル級王座に挑戦する 『観戦記1443』 エマヌエーレ・ブランダムラを8RにKOしてEBU欧州ミドル級王座を獲得。2016年7月には、エクトル・ダビド・サルディビアを3RにTKOで降しWBAインターナショナルスーパーウェルター級王座を獲得~12月にも、ヌフー・ラワルを10RにKOして初防衛に成功~2017年4月に、ハビエル・フランシスコ・マシエルを3RにTKOで降し2度目の防衛に成功。
そして、7月にWBAスーパーウェルター級暫定王者のブライアン・カルロス・カスターノ(ブライアン・カルロス・カスターニョ)に挑戦も1-2の判定負け 『観戦記2033』
12月に再起してイバン・モンテロに3RにTKO勝ち~そして・・・WBAスーパーウェルター級暫定王者のブライアン・カルロス・カスターニョが、正規王者のデメトリアス・アンドラーデが正規王座を返上したので暫定王者から正規王者。よせばいいのにWBA3位のミッシェル・ソロとWBA2位のジョン・ベラで、2018年3月にWBAスーパーウェルター級暫定王者決定戦を開催し大差判定勝ちでソロが暫定王座を獲得 『観戦記2188』だったはずが・・・・WBA3人王者への批判もあり、試合後にノンタイトル12回戦になる 『観戦記2188』
そして12月に、今度はWBAゴールド王座決定戦をグレグ・ベンデティと争い2RにTKO勝ちしてWBAゴールド王座を獲得。しかし、正規王者のブライアン・カスターニョと統一戦予定も興行権に敗けたカスターニョ陣営が正規王座を返上!興行権を掴み、2019年7月に地元フランスでゴールド王座初防衛戦でWBC地中海王者のアンダーソン・ブレストットに5RでTKO勝ち 『観戦記2678』
エキサイトマッチでも初防衛に成功と書いてあるが・・・・海外サイトを見てもノンタイトル扱いだったり、そもそもゴールド王座が何の為のタイトルかとなるが2度目?の防衛戦の相手はフランスのセドリック・ビトゥ!
1985年8月にフランスのオワーズ県で生まれたセドリック・ビトゥは、ヨーロッパなのでそれなりのアマ戦績はありそうだが・・・20歳の2015年12月にデビューし、アルジェリアのラルビ・ベン・マンムードに判定勝ち~さらにフランス国内で17連勝7KOして、2008年5月にハムレット・ペトロシアンのIBFインターコンチネンタルスーパーウェルター級王座に挑戦も判定負け~直ぐに再起して5連勝3KOして、2009年4月にゴギ・クネゼビッチを11RにKOしてWBC地中海スーパーウェルター級王座を獲得。
さらに3連勝2KOして、2010年3月にニコラス・ギセルを判定で降しフランススーパーウェルター級王座を獲得~12月にも、クリストフ・キャンセルを判定で降しフランス王座の初防衛に成功~ノンタイトル戦を判定勝ちし、2011年3月にもメッディ・ネケーズを判定で降しフランス王座2度目の防衛に成功~6月には、カウ・カウラマキを7RにTKOで降しEBUーEU圏スーパーウェルター級王座を獲得。
さらに3連勝1KOして、2012年11月にWBCスーパーウェルター級シルバー王座決定戦でラブチャンカ・シャルヘイと対戦も1-2の判定負け~2013年4月に再起して6連勝し、2015年6月にオーランド・ギリオを11RにTKOで降しEBU欧州スーパーウェルター級王座を獲得。
12月に、ロベルト・サントスを判定で降しEBU欧州王座の初防衛に成功~2016年3月にローベン・バロンを4RにTKOで降しBU欧州王座の2度目の防衛に成功~2017年1月にも、イサック・レアルを判定で降しBU欧州王座3度目の防衛に成功~王座を返上し、5月にはマルセロ・マタノを10RにTKOで降す~2018年3月に、WBA12位としてWBAスーパーウェルター級王者ブライアン・カスターニョに挑戦も12RにTKO敗け 『観戦記2226』
東洋太平洋王座にもシルバー王座が出来ている現代で、ゴールドでも暫定でもWBAの王座安売りは気にせずにいい試合が見られればいい!フランス国籍を持つ同士が、フランス屋内会場のアコー・アレナのメインで激突!
2019年11月15日 WBAゴールドスーパーウェルター級王座戦 ミシェル・ソロvsセドリック・ビトゥ
ミシェル・ソロ 34勝23KO2敗1分 2度目の防衛戦
セドリック・ビトゥ 47勝19KO3敗 元EBU欧州スーパーウェルター級王者
1R、開始ゴングと同時にソロが出ていく~ロープ際を廻るビトゥに打ち込んでいく
ビトゥは左右に動く~前に出ていき、右フックから左ストレート!
2R、プレスをかけるソロに、ビトゥは動きながら手数出すが当たらない
しかし、ソロがガンガン詰めていき右!さらに、ソロがボディーから連打して右!ビトゥ効いた!
ソロが追いかけ、上下にコンビネーションから右オーバーフック!
さらにソロが追い回して、ショートの連打から右ストレート!
3R、勢いにのるソロにビトゥは必死に廻るが、ソロは左右のボディーで止めにいく
ソロが強く打ち込んでいく~ビトゥは動き廻るが、ソロは打ちまくり追い込んでいく
4R、ソロが極めにいっているか!?ビトゥを直ぐに追い詰め右!
ソロがラッシュ~ビトゥも必死に返そうとはするが、ソロの連打に呑み込まれる
ビトゥは動こうとはするが、ボディーも効かされ動けない~ソロが振りかぶって右を叩きつける!
ビトゥのパンチを貰おうと、ソロは全く気にせず追い回して右!
5R、廻るだけになってきたビトゥに、ソロは易々と入っていき左右のボディー!
ビトゥ効いている~ソロは詰めて詰めてボディー!
さらにソロが、ボディーから左フックを振り落とす!ビトゥ吹っ飛んでダウン!
立ち上がったビトゥにソロが極めにいくが、ビトゥも必死にクリンチで逃れる!
ブレイク後もソロは止まらず、右を叩きつけ左アッパー!
ビトゥ効いている~ソロは打ちまくる!ビトゥは何とか立っているだけ!
フラフラと逃れようとするビトゥに、レフリーは止めに飛び込む!
見事にミシェル・ソロが5RにTKO勝ちで、WBAゴールド王座を2度目?初?ノンタイトル?一応、12回戦だったが、見るサイトによっても色々な書き方をしている。そうは言っても、ソロの上下に止まらずの連打で極めきった試合内容はアッパレだった。
ゴールド王座は置いといて、これでミシェル・ソロはWBAスーパーウェルター級ランキング1位になる。しかし、コロナ禍もあり、この後は試合枯れとなり2年1ヶ月のブランクをつくってしまう。WBAゴールド王座も自然消滅も、2021年12月にWBA1位としてWBA2位のイスラエル・マドリモフとWBAスーパーウェルター級王座挑戦者決定戦で激突!
4敗目となってしまったセドリック・ビトゥも1年8ヶ月空き、2021年7月にコンスタチン・クベトコビッチと8回戦で対戦。
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