上智まさはるの陸上競技ブログ

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陸上競技の大会情報、見どころ、結果、感想など

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このところ、業務多忙に加え、風邪でダウンして1週間以上寝込んでしまい今もまだくすぶり続けている状態のため、

ずっとサイトの更新が滞ってしまっています。

 

何とか遅れを取り戻そうと試みてみましたが、

冷静に考えて、今後当面も更新の余力がないとの結論にいたり、

当分の間、当サイトの更新を停止することを決断しました。

 

現在抱えている本業を引退するなど環境が変化すれば、また再開の可能性も十分あります(というかぜひ再開したいです)

 

突然のご報告になり申し訳ありませんが、

ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 


上智まさはる

 

第67回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会が、

2019年9月20日(金)~22日(日)にかけて、

大阪・ヤンマースタジアム長居/ヤンマーフィールド長居にて開催されましたので、ごく簡単にご報告します。

 

個々の種目別の成績は記載することができませんでしたので、
詳細は以下のサイトをご覧ください。
日本陸連HP内大会ページ 
大会公式サイト リザルトページ 競技結果 TOP8


■大会新/大会タイ

◆男子 400mH(0.914m) 
1位 1 48.92 鍜治木 崚 (住友電工) ★大会新

◆男子 やり投(0.800kg)
1位 81m73 小南 拓人 (筑波銀行)  ★大会新

◆男子 走高跳 決勝
1位 2m28 真野 友博 (九電工)   ★大会タイ


■団体総合
1 富士通(東日本)
2 新潟アルビレックスRC(北 陸) 
3 住友電工(関 西)
4 ミズノ(東日本) 
5九電工(九 州)

■男子総合
1位 54 富士通(東日本)
2位 38 ミズノ(東日本)
3位 32 新潟アルビレックスRC(北 陸)
4位 25 住友電工(関 西)
5位 19.5 アクセル(東日本)

■女子総合
1位 31 東邦銀行(東日本)
2位 23 NTN(中 部)
3位 20 豊田自動織機(中 部)
4位 20 九電工(九 州)
5位 18 七十七銀行(東日本)

以上です。

マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が、2019年9月15日(日)に、東京は明治神宮外苑いちょう並木を発着点とするマラソンコースにて開催されましたので、簡単にご報告します。


詳細については、以下のサイトをご覧ください。
日本陸連HP内大会ページ
大会公式サイト リザルトページ 公式リザルト(男子女子

なお、本大会は以下を兼ねて開催されました。
・東京2020 オリンピック日本代表選考競技会
・第103回日本陸上競技選手権大会


■トピックス

◆東京五輪代表選手男女各2名が内定!
代表最大3名のうち、今大会では2名が内定になりました。
【男子】
 1位 中村 匠吾 (富士通)
 2位 服部 勇馬 (トヨタ自動車)
     次点:大迫 傑 (Nike)
【女子】
 1位 前田 穂南  (天満屋)
 2位 鈴木 亜由子 (本郵政グループ)
     次点:小原 怜 (天満屋)

残る1名は、以下の派遣設定記録を上回った最高タイムの選手に資格が与えられますが、もし記録更新者がいなければ、今大会の次点の選手が選出されます。

男子は日本新記録を出さなければならず、今大会3位の大迫傑 (Nike)が選ばれる可能性がかなり高いといえます。

女子はまだまだ分からないですね。
 ・男子 2:05:49
 ・女子 2:22:22

 

 

■■■■■■■■■

■  男 子

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■最終順位

 1位 2:11:28 中村 匠吾  (富士通 92)
 2位 2:11:36 服部 勇馬  (トヨタ自動車 93)
 3位 2:11:41 大迫 傑   (Nike 91)
 4位 2:11:58 大塚 祥平  (九電工 94)
 5位 2:12:07 橋本 崚   (GMOアスリーツ 93)
 6位 2:12:31 竹ノ内 佳樹 (NTT西日本 92)
 7位 2:12:44 鈴木 健吾  (富士通 95)
 8位 2:12:46 中本 健太郎 (安川電機 82)
 9位 2:13:58 藤本 拓   (トヨタ自動車 89)
10位 2:14:55 岡本 直己  (中国電力 84)
11位 2:15:08 上門 大祐  (大塚製薬 93)
12位 2:15:52 山本 浩之  (コニカミノルタ 86)
13位 2:15:56 河合 代二  (トーエネック 91)
14位 2:16:09 設楽 悠太  (Honda 91)
15位 2:16:21 堀尾 謙介  (トヨタ自動車 96)
16位 2:16:44 山本 憲二  (マツダ 89)
17位 2:17:40 神野 大地  (セルソース 93)
18位 2:18:51 木滑 良   (MHPS 91)
19位 2:18:56 谷川 智浩  (コニカミノルタ 89)
20位 2:19:45 岩田 勇治  (MHPS 87)
21位 2:19:52 村澤 明伸  (日清食品グループ 91)
22位 2:19:55 福田 穣   (西鉄 90)
23位 2:20:13 佐藤 悠基  (日清食品グループ 86)
24位 2:20:35 藤川 拓也  (中国電力 92)
25位 2:21:15 今井 正人  (トヨタ自動車九州 84)
 

 

■試合経過

 

スタート直後から、前・日本記録保持者の設楽悠太 (Honda 91)選手が飛び出して、日本記録のペースを超えるハイペースで一時は後続集団に2分以上の大差をつけて独走。

 

夏のような暑さの中で、あきらかなオーバーペースと見られ、程なく後続に追いつかれると思われましたが、後半35kmを超えても独走は続きました。

 

しかし、さすがにオーバーペースがたたり、結局37kmすぎで9名からなる後続集団に追いつかれ、設楽選手は最終的に14位まで順位を下げました。

 

設楽選手をかわしたあとの先頭集団はサバイバルレースの様相。

39km付近で、先頭集団から中村匠吾(富士通)選手、服部勇馬(トヨタ自動車)選手、大迫傑(Nike)選手、橋本崚(GMOアスリーツ)選手の4選手が抜け出すと、直後に中村選手がタイミングを見計らってスパート。

 

ここで橋本選手が脱落し、さらに服部選手、大迫選手にじわりじわりと差をつけます。

それでも41km付近で、大迫選手が、現・日本記録保持者の維持を見せて、

一度は中村選手に追いつきますが、中村選手は余力を十分残していました。

 

最後の急な上りでスパートし、大迫選手を振り切って、最後は後続に8秒もの差をつけて堂々たる優勝!

2つ目の代表の席には、最後の最後に大迫選手を抜いて服部選手に。

 

中村選手が優勝すると予想した人はおそらくかなり少なかったのではないでしょうか? 

夏の暑さにめっぽう強いとの話なので、それが功を奏したといえるかもしれません。真夏の東京五輪に向けて、暑さに強い若手選手のみたいに胸膨らむ優勝といえます。

 


■ラップタイム推移

 

 

■トップとのタイム差推移

 

 

■前後半ラップタイム

 

 

 

■■■■■■■■■

■  女 子

■■■■■■■■■


■最終順位

1位 2:25:15 前田 穂南  (天満屋 96)
2位 2:29:02 鈴木 亜由子 (日本郵政グループ 91)
3位 2:29:06 小原 怜   (天満屋 90)
4位 2:29:51 松田 瑞生  (ダイハツ 95)
5位 2:31:14 野上 恵子  (十八銀行 85)
6位 2:32:30 一山 麻緒  (ワコール 97)
7位 2:33:29 福士 加代子 (ワコール 82)
8位 2:36:29 安藤 友香  (ワコール 94)
9位 2:41:22 岩出 玲亜  (アンダーアーマー 94)
途中棄権   上原 美幸  (第一生命グループ 95)

 

■試合経過

 

前半は5kmラップで16分後半から17分前後で走っていたトップ集団から、15km過ぎで、前田穂南(天満屋)選手が抜け出し、それを鈴木亜由子 (日本郵政グループ)選手が王展開に。

しかしそれ20km過ぎまでで、以降は2位以下との差を広げる一方の独走状態。最後は2位以下に4分近い差をつけてフィニッシュ!

 

2つ目の代表の座を争いは、中盤でいったんは鈴木選手に離された小原怜 (天満屋)選手が、ラスト間際で鈴木選手に追いすがりましたが、惜しくも4秒届かず。鈴木選手が内定を獲得しました。

 

 

■ラップタイム推移

 

 

■トップとのタイム差推移

 

 

■前後半ラップタイム

 

 

以上です

 

富士北麓ワールドトライアル 2019が、2019年9月1日に、山梨県富士吉田市の富士北麓公園陸上競技場にて開催されました。

 

この記録会は、ドーハ世界選手権や東京五輪で設定されている参加標準記録に挑戦する機会を増やそうと初めて開催されたもので、標高の高い高原での追い風に乗って好記録を期待されました。

 

期待どおり、女子100mHで日本新記録が出たほか、好記録が続出したので、簡単にご報告します。

 

詳細は以下のサイトをご覧ください。

大会公式サイト(山梨陸協) 記録集 記録速報 

日本陸連HP レポート 

 

■トピックス

 

・女子100mHで、寺田明日香 (パソナグループ)選手が、日本人として初めて12秒台に突入する12.97 (+1.2)で、19年ぶりに日本記録を更新!

これまでの記録は2000年に金沢イボンヌ選手の出した13.00で、先月8/17のアスリートナイトゲームズ・イン福井で寺田選手がタイ記録を出したばかりでした。

同時に世界選手権の参加標準記録 (12.98)をも突破。

 

・男子110mHで、先月13.25の日本新記録をマークした高山峻野(ゼンリン)選手が、13.29 (+1.4)と日本記録に迫る好タイムをマーク。


・男子400mで、ウォルシュ・ジュリアン(富士通)選手が日本歴代6位となる45.21の自己ベストをマーク。

ウォルシュ選手は6月の日本選手権で優勝しているので、今回、世界選手権の参加標準記録 (45.30)を突破したため、代表に内定しました。


■種目別成績一覧

 

◆女子 100mH
<ウォーミングアップレース>
(風:+1.2)
1位 12.97 寺田 明日香 (パソナグループ) ★日本新
2位 13.15 福部 真子 (日本建設工業)
3位 13.25 清山 ちさと (いちご)
4位 13.29 鈴木 美帆 (長谷川体育施設)

<決勝>
(風:+0.5)
1位 13.13 福部 真子 (日本建設工 ★日本歴代7位、自己新
2位 13.21 鈴木 美帆 (長谷川体育施設) ★自己新
3位 13.29 清山 ちさと (いちご)

  ◇歴代ランキング
  1位 12.97 寺田明日香 (パソナグループ) 2019年9月1日
  2位 13.00 金沢イボンヌ (佐田建設)  2000年
  3位 13.02 池田久美子 (スズキ)    2007年
  3位 13.02 紫村仁美  (佐賀陸協)   2013年
  5位 13.03 木村文子  (エディオン)  2013年
  6位 13.08 石野真美  (谷川体育施設) 2006年
  7位 13.13 福部真子  (日本建設工業) 2019年9月1日
  8位 13.15 青木益未  (七十七銀行)  2019年
  9位 13.17 小林尚子  (森永製菓)   1996年
  10位 13.18 田中佑美  (立命館大学)  2019年


◆男子 400m
1位 45.21 ウォルシュ ジュリアン (富士通) ★日本歴代6位、自己新

  ◇歴代ランキング
  1位 44.78 高野進  (東海大学TC) 1991年
  2位 45.03 山村貴彦 (日本大学)  2000年
  3位 45.05 小坂田淳 (大阪ガス)  2000年
  4位 45.16 金丸祐三 (法政大学)  2009年
  5位 45.18 山口有希 (東海大学)  2003年
  6位 45.21 ウォルシュ・ジュリアン (富士通) 2019年9月1日


◆男子 110mH
1位 13.29 (+1.4) 高山 峻野 (ゼンリン)

  ◇歴代ランキング
  1位 13.25 (+1.1) 高山峻野 (ゼンリン)  2019年
  2位 13.36 (+0.7) 金井大旺 (福井県スポーツ協会) 2018年
  2位 13.36 (-0.6) 泉谷駿介 (順天堂大学) 2019年
  4位 13.39 (+1.5) 谷川聡  (ミズノ)   2004年

以上です。
 

アスリートナイトゲームズ・イン福井が、2019年8月17日(土)に、福井市の9.98スタジアム(福井県立陸上競技場)にて開催されましたので、ごく簡単にご報告いたします。
福井陸協HP内大会ページ 
 リザルト ( 競技別一覧表 上位一覧 新・タイ記録一覧 )
→日本陸連HP内NEW ( vol.1 vol.2)


■トピックス

◆日本新記録・タイ記録が続々と!


3種目、4つの日本新、日本タイ記録が生まれました。

男子走幅跳男子110mH女子100mHです。

 

特に圧巻だったのは男子走幅跳

橋岡優輝 (日本大99)選手が1回目に8m32(+1.6)の大ジャンプ。

橋岡選手の師でもある森長正樹コーチが1992年に樹立した8m25の日本記録および学生記録を27年ぶりに更新しました。

 

しかしそのわずか40分後、

城山正太郎 (ゼンリン)選手が、3回目に8m40 (+1.5)の大ジャンプで,

日本記録をあっさりと更新!

これまでの自己記録が8m01でしたから、何と39cmもの大幅な自己ベスト更新で、ドーハ世界選手権、東京オリンピックの標準記録をクリア。今季世界最高記録にあと1cmというものすごい記録です。


男子110mHでは、高山峻野 (ゼンリン)選手が、日本人初の13秒2台突入となる13秒25の日本新記録。

高山選手はこれで、布勢スプリント (13.36: 日本タイ)、日本選手権 (13.36: 日本タイ)、実業団・学生対抗 (13.30: 日本新)に続き、6月以降に出場した4試合で連続して日本新記録・タイ記録を出すという絶好調ぶりを見せつけました。

 

女子100mHでは、寺田明日香 (パソナグループ)選手が、2000年に出された日本記録に並ぶ12.00の日本タイ記録!

寺田明日香選手は、若くから注目されたハードラーで、2008年に100mHでは史上最年少で日本選手権に優勝。

2009年には12:05の自己ベストを2度出しますが、2013年に一度引退。

結婚・出産、そして2016年から7人制ラグビーに転向した異色のランナーです。そして今年、突如29歳にして陸上界に復帰し世間を驚かせました。

その後、活躍を危ぶむ声をよそに次々と記録を伸ばし、自己ベスト、そして日本タイ記録まで登りつめました!(この後、とうとう日本新へ!)

 

◆ドーハ世界選手権の参加標準記録を突破

 

・男子200mで、上位3名、白石黄良々(セレスポ)選手、飯塚翔太(ミズノ)選手、山下潤(筑波大)選手が、世界選手権の参加標準記録 (20.40) を突破しました。

・男子走幅跳でも、上位3名が、世界選手権の参加標準記録 (8m17) を突破

。城山正太郎(ゼンリン)選手、橋岡優輝(日本大)選手、津波響樹 (東洋大)選手ですが、このうち、橋岡選手は大会前すでに突破済みでした。



■競技別成績一覧(抜粋です)

◆男子100m

1位 10.05 (+0.9) 桐生 祥秀  (日本生命95)

2位 10.20 (+0.9) 多田 修平  (住友電工96)

3位 10.29 (+0.9) 白石 黄良々 (セレスポ96)

 

◆男子200m

1位 20.27 (+0.8) 白石 黄良々 (セレスポ 96)

2位 20.39 (+0.8) 飯塚 翔太  (ミズノ 91)

3位 20.40 (+0.8) 山下 潤   (筑波大 97)


◆男子110mH (1.067m)
1位 13.25 (+1.1) 高山 峻野 (ゼンリン 94)

           ★日本新、アジア歴代4位タイ

2位 13:53 (+1.1) 金井 大旺 (ミズノ 95)

3位 13.53 (+1.1) 泉谷 駿介 (順天堂大 00)


◆男子走幅跳
1位 8m40 (+1.5) 城山 正太郎 (ゼンリン 95) ★日本新
2位 8m32 (+1.6) 橋岡 優輝  (日本大 99)  ★日本新
3位 8m23 (+0.6) 津波 響樹  (東洋大 98)  ★日本歴代3位

◆女子100mH (0.838m)
1位 13.00 (+1.4) 寺田 明日香 (パソナグループ 90) ★日本タイ
2位 13.16 (+1.4) 福部 真子  (日本建設工業 95)  ★日本歴代7位
3位 13.18 (+1.4) 田中 佑美 (立教大 98) ★学生歴代2位、日本歴代10位

 

 

以上です。