現在毎日のようにマスコミを騒がせている女がいる。菅義偉首相の長男から総務審議官時代に接待を受けていた山田真貴子内閣広報官だ。見た目は淡々とした普通のおばさんなのだが、去年若者向けの動画メッセージで次のような発言をしていたという。「イベントやプロジェクトに誘われたら絶対に断らない。飲み会も断らない。出会うチャンスを愚直に広げてほしい」
これで彼女は「飲み会を絶対に断らない女」として一気に有名になってしまった。確かに出会いのチャンスは広がるかもしれないが、少なくとも普通のサラリーマンなら、毎度同じ様なメンバーで同じような会話の飲み会にはまるだけで生産性の無い場合が多い。また酒が飲めない者にとっての飲み会ほど苦痛な場も無いのだが、酒好きにはそれが理解出来ないようだ。
私が若い頃にも先輩や上司に「酒を飲むのも仕事のうちだ、酒が飲めないようでは一人前とは言えない」などと説教されたものである。また「金曜日は本部長に誘われる可能性があるので(その可能性は5%未満だったようだ)体を空けておきたい、だから金曜日には絶対約束できない」と頑なに主張し、逆に出会いのチャンスを潰していたおじさんがいた。
もしかすると山田真貴子氏も、重要人物との会合は絶対に断わらないはずだから、どんな飲み会も断わらなかったのではなく、自分に利する度合いによるランク付けを行った上での飲み会選択だったのだろう。
少なくとも若者達に「飲み会は絶対断わるな」などと言う前近代的でつまらない説教をする輩は、既に過去の遺物となっているはずだと思い込んでいたのだが、まだ彼女のような古い人間が存在していたことに驚きを禁じ得なかった。いやいや彼女が古いのでは無く公務員体質そのものが古過ぎるのであろうか。もういいかげんにしてくれよ!
作:蔵研人
★下記の2つのバナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ! またこのブログ記事が役立った又は面白いと感じた方も、是非クリックお願い致します。