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公明アレルギーを吹き飛ばした「自公共闘」に学ぶ「野党共闘」の在り方 [考えているコト]

コメント 2021-11-17 161638.jpg

2021総選挙では、維新の躍進以外は、ほとんどの選挙予測が外れました。
その原因の一つが、与野党対決の選挙区での接戦の多さです。


惜敗率で90%台の選挙区が

野党統一候補が勝利した選挙区で25

与党候補が勝利した選挙区で33


※惜敗率:当選者の得票数に対する落選者の得票数の比率。当選候補が1万票で落選候補が9千票なら惜敗率は90%


惜敗率80%以上の与野党対決の選挙区が116あるなかで
野党統一勝利62、与党勝利54です。

選挙最終版、マスコミの中には自民単独過半数が厳しいと予測していた社があるように、野党が追い上げを見せていたので、選挙予測が難しかったのです。


ここから何が読み取れるのか?
確実に言えるのは、「自公共闘」(私の造語)がなければ、接戦選挙区の自民党候補の大半が落選していたということです。

各選挙区の公明票が1~3万票ほどあるとして、これらが自主投票となって一部でも流れただけで覆ります。


「自公共闘」は20年の歴史があります。

共闘直前の自公は鋭く対立していました。


1994年には、宗教法人法改正論議の際に自民党から池田名誉会長への証人喚問要求が出され、公明党系議員がピケを張って抵抗し、代案として秋谷会長を参考人招致することで合意


1996年にも、週刊誌の創価学会関連の記事に対し、自民党から池田氏への証人喚問要求が出るも実現はせず。


私個人の体験ですが、当時の知り合いの学会員たちは自民党を「敵」として批判するのを何度も見聞きしました。


しかし、紆余曲折(公明党を一部解体して新進党に合流するも、元の公明党が復活など)を経て1999年から公明党が与党入りし、「自公共闘」がスタートします。


「自公共闘」も選挙に関しては、一方的な公明党の持ち出しでした。
小選挙区でせっせと公明党支持者(≒学会員)が自民党に投票しても、比例や小選挙区での公明党への見返りはなしで、公明党員や創価学会員からの不満・批判も噴出していたようです。

一方の自民党にも、かつて戒壇立国(日蓮正宗の国教化)を唱えた公明党とは思想的には相いれないと不満を持つ者がいます。


ですが、今回の選挙では、自民党候補者が「比例は公明」と連呼することも普通になるくらい、自民党は公明党を頼りにしています。


とは言え、自民党が圧倒的に得をしているのは間違いないでしょう。

では、公明党側のメリットは何か?

与党の「実績」を選挙での売りにすることができること。

池田氏や創価学会を国家権力から守ること。
この2点でしょうか。

今回の選挙で維新が公明の議席を上回りましたが、維新が公明の代役を務めれるかと言うと、それは否です。
維新は自ら述べるように組織票がありません。地方議員も阪神地帯にいるだけです。
維新の支持者に、今回の選挙では自民党の小選挙区候補者に投票してくれと言って従うでしょうか、まず無理でしょう。

「自公共闘」が続いた要因は


①自民党は、多くの小選挙区で地力だけでは勝てないほど弱体化している。かつての民主党の大勝、今般の野党共闘との接戦、大阪での維新候補への全敗など見ても明らかです。

②公明党とその支持母体である創価学会の組織票が健在であること。連合傘下の組合員が労組出身の候補に投票するかさえ怪しくなっているなかで、他党(自民党)に投票するのも辞さない構えは、学会員ならではです。

さて、延々と「自公共闘」の効用を述べてきたわけですが、これを「野党共闘」に置き換えるとどうなるか?
もうお分かりだと思います。

自民党の立ち位置は立憲民主党、公明党のそれは日本共産党です。

明治憲法復活を狙う自民党のマジョリティと、日蓮正宗国教化を胸に秘めた公明党は思想的には全く相いれません。それでも、合意できるところで共闘しているのです。

自公に出来て、立共に出来ないことはないでしょう。
まして、共産党は見返りは民主主義で閣僚ポストも要らないと言い切っているのです。
つまり、公明党よりも身を切ろうとしているわけです。

立憲が共産党と組んだから、立憲の比例票が減ったと言う人もいますが、自民が公明と組んだ時も同様でした。


共産党、公明党ともに固い支持基盤があることの裏返しで、アンチも多く、保守中道や無党派層には、この二党だけは嫌と言う人も少なからずいるでしょう。


しかし、20年経ってみれば、思想・信条の違いを超えて「成果(つまり議席増や政策実現)」を出している「自公共闘」を野合と言う批判は、ほとんどありません。

「野党共闘」を批判する方は、一度「自公共闘」に学んでみてはどうでしょうか?


参院選まで間がありません。
「野党共闘」にぐずぐず言っている間に、「自公共闘」は「自公維国共闘」にパワーアップしますよ!


補足
社民党は、組織的には小さいが主張は立憲より共産党に近く、立共の隔たりを埋める存在

れいわは、話題作りには欠かせない存在、かつ立共社を支持しない層を惹きつける力がある(与党側の維新的位置)


参考資料「激戦制した一本化 62小選挙区で野党勝利」https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2021-11-02/2021110203_01_0.html




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