中古住宅の耐震性 | 欠陥住宅を調査する建築士のブログ

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検査で撮影した欠陥写真の解説。検査やハウスメーカー、紛争の裏話などを紹介。

久しぶりに耐震診断を行いました。
昭和40年代に建てた家。その後2度ほど増築をしています。

使い勝手を優先した増築では、
壁、柱などを取ることで、耐震性が悪くなっているケースが多い。
また、新旧境目の緊結状態が、通常の診断では見えないため、
大地震で離れてしまうのか、実際に見ないと判断できません。


中古住宅の大半は、図面がない。
構造部分は壊さないと確認できないことが多く、
安全側に計算をしていくと、かなり悪い結果が出ます。

中古売買で住宅ローン減税などを受けようと思うと、
耐震性を上げないといけません。

診断結果が悪ければ、補強費用がかさむため、
売買時のネックになります。


耐震性以外にも、調べ出すといろいろ出ます。
今回確認した家も、2階の床の傾斜が歩くだけで分かりました。