サトノレイナスがダービー参戦を決めましたが個人的には大反対です。

 

この出走には様々な人間模様が絡んでおり、特に里見氏の意向が強く働いた事。またサトノ軍団が競馬からの撤退方針であることも露呈したと言えます。

 

参戦の理由を書き出してみます。

①     サトノ軍団がダービー未勝利であること。

②     里見氏の本業が傾き、今後良駒の購入が憚られる。

③     国枝師もダービー未勝利。

④     エフフォーリアが皐月賞を勝ったことで、ルメールの乗り馬がいない。

⑤     JRAはソダシがオークスを勝った方が競馬人気アップに繋がる。

 

一見、全員にとって良い事ばかりに思えますがそうではありません。

サトノレイナスを生産しその権利も所有しているのは言わずと知れたノーザンFです。同社は共同で社台スタリオンステーションも運営しています。そのノーザンFが種牡馬選定レースとも言えるダービーに牝馬を出走させるとは常軌を逸しています

 

これまでにもダービーに出走したら勝てるのではと言われた牝馬は数頭いましたが、暗黙のルールにより出走を断念してきました。私も一口馬主を趣味としていますが、その暗黙のルールがあればこそ、時には牡馬に大金を投じてきた訳です。しかし、ノーザンFが本当に牝馬をダービーに出走させるのであれば、今後はクラブで牡馬を買う意味がないと断言します。

それどころか、背信行為だと思うのは私だけでしょうか?

 

ハッキリ言って今回の件は“サトノ軍団の最後っ屁”といったところです。

近年牝馬でダービーを勝ったウォッカのタニノ軍団にしても、その後尻すぼみになり数年後には事実上撤退しています。

 

私の予想ではサトノレイナスはダービーを勝てないと思います。

というか勝たせてはいけない!

周りをノーザンFの牡馬で取り囲んで自由な競馬をさせてはいけません。

それがノーザンFの責任です。

もしくは、理由をつけて出走取消にしても構いませんよ。

 

ある意味楽しみになってきました。