水門とは何処が違うのでしょうか? | 大山格のブログ

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おもに歴史について綴っていきます。
実証を重んじます。妄想で歴史を論じようとする人はサヨウナラ。

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 きょうは葛飾区と埼玉県三郷市の境目を跨ぐ、煉瓦造の閘門を訪れました。川の流れを閉め切ることが出来る設備ですが、単なる水門じゃありません。閘門は川の水位を調節するためのものなのであります。


 流れているのは水元公園から流れ出る大場川で、かなりの水量です。これだけ流れていても、海から逆流することがあるそうです。


 閘門の上は、人道橋としても機能しております。


 江戸時代の河川改修で、利根川を銚子に流すようになりましたが、それ以前は古利根川あたりを流れておりまして、さんざん洪水を起こす暴れ川でした。


 閘門から少し下流の大場川河川敷です。川原石じゃなくて泥地です。まさしく氾濫原野ってヤツですね。田圃をつくっても、田植えのあとに梅雨が来て、水が溢れるというと、こんな具合に泥で埋まってしまいます。それじゃ稲作は無理なんです。


 川の水位を調節すれば、逆流は防げます。そして洪水が少なくなるという寸法です。


 機能もさることながら、装飾の見事なことにも目が惹かれます。いわゆる公共の土木工事で、ここまで凝った造りに仕上げるのは、いまじゃ無理でしょうねぇ。なにせ公共事業は悪の代名詞みたいに思われてますから、装飾なんてねぇ……。


 ブロンズ像は、閘門としての役目を終え、純然たる文化遺産となったときに加えられたものだそうですが、なかなかの力作ですよ。まあ、しかし、こういう場所にゴミを投げ込むんですね。日本人は民度が低いからなぁ。


 きのうに続いて、きょうも猛暑です。ここは観光地じゃないから、長いあいだ外を歩くための工夫が必要です。


 保温水筒には氷を口いっぱい詰め込んであります。ここに飲み物を少し注ぐと、瞬間的に急冷されまして、すぐに飲み頃の温度になります。


 ほんの一呼吸おくと、キンキンに冷えますよ。


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ともあれ、ツタヤ図書館と江戸しぐさは滅ぼすべきです。


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