結婚してから、出てくる課題の根っこは
生い立ちもありますが、
家系的な要素からくるものが80％です。
本人も自覚のない先祖的課題が
夫婦の不具合を引き起こす。
これが結婚が、かんたんでない理由です。
さらには、親の教科書しか学んでいない
自分が、他人を幸せにできるだろうか？
愛された量がふんだんにある人もいれば
ほとんどゼロという人もいます。
親がそうであれば、その子どもがそれ以上に
なろうと思ったら相当な努力が必要になります。
当然、修復するためには
親以上の知識と実践経験は必至ということです。
私はこれまで10年以上、家系学を
用いた夫婦の修復法をやってきました。
なぜならこの方法が最も健全で
みんなが笑顔になれる最高の修復法だと
わかったからです。
家系はその人の先祖の生き様そのものが
現れた図表とも言えます。
ごまかしが効かないのです。
人間共通の遺伝子という厳密な情報が
子孫にそのまま継がれるからです。
ここでわかってほしいことは
私が問題だとか、配偶者が問題だとか
そういうことではないと受け止めることです。
これが理解できて、初めて崩壊したカップルは
修復に向かっていきます。
人生の岐路に立った時、まず自分が
優先するべきことが明確になります。
夫からの愛を失って初めて
夫との関係がどれほど貴重なものだったのか・・・
これに気づくのです。
人は失ってみないとその大切さが
わからないのです。
最優先することは何か？
これを考えることは絶対に必要なのです。
自分が大事と思っていても
本当にそれを大事にしていなければ
幸せにはなれないのは当たり前のことです。
ところが、親もそうやって優先するべきことは
後回しにしてきたはずです。
もちろん、仕事や趣味、子どもや他人
との関係も重要です。
財産や地位、お金も、大事。
しかし、結局のところ、それは永遠性が
ないものです。
人は往々にして、永遠性のないものに
時間とお金を消耗しているのに気づかないのです。
それはとても悲しいことですが、
そうやって人生の終わりに後悔するのです。
夫婦は人生の最終地点まで
一緒にいる特殊な関係です。
夫婦というものは特殊な関係に
ほかならないのです。
なぜなら運命を共有するからです。
いくら仲良しの友人と言っても
同じお墓に入るわけではないでしょう。
人間の本心はそれをよく知っています。
今、一番頑張るべきものは何かを
真剣に考えてみたことがありますか？
そもそも、夫婦や家系に関して本当の知識、
情報を持っている人はいないからです。
人生は90年たらず。
最後、いやがおうでも
自分に問いかける時が来ます。
人間は最後一人で死んでいきます。
誰のせいにも出来ない時がくるのです。
誰が悪かったとか誰かのせいに
できない場所があの世です。
そこでは、あなたは言い訳ができないのです。
それはとても厳しい世界だと思います。
おそらく人間の中に残っていくもの。
それは愛しか、ありえません。
どんなに夫婦が困難だったとしても
それが将来における
人生のギフトになることもあります。
夫婦関係がうまくいかなければ
簡単に関係を切る人がいる一方で
試練を乗り越えて夫婦愛を
取り戻そうと必死で努力をしている人もいます。
夫婦で悩む人は、愛に対する
理想があり、自分を大事にしている人と
言えます。
神仏も、先祖もその生き方を
選んだ人を応援するのです。
愛を求めてさまよう人は
ある意味では
みじめだったり、ありえないほどの
苦痛を通過することでしょう。
夫婦を取り戻そうと、
前に進もうとする行為は
崇高な行為だと思います。
今はただ辛いだけのように見えますが
自分を誇れる挑戦をしたことは必ず
永遠の宝となります。
いつの日か、配偶者にも
周囲の人にも伝わります。
いつかわかってもらえる日が来るのです。
これこそ、子孫に誇れる生き方では
ないかと思うのです。
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